2016年 06月 13日
繋がっているイメージが同調 |
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◆「明珠在掌」
数年前、年賀状で頂いた言葉です⇓。
人は生まれながらにして、それぞれ曇り無き明珠(宝珠)を持っているとか。
明珠とは、世界中にたったひとつしかない「真の自分」
すなわち、あなたはこの美しい珠と同じ...あなた自身が尊いのです。
しかし、私たちは自分に自信が持てず、人を羨んだり、自暴自棄にな
ったり、他に何かを求めたりしてしまいます。
そんな時、大切なものはすべて、あなたの掌の中にあるのですよ、
あなた自身を信じて...と諭す禅語です。
頭では分かってはいるけど、全くどうしようもない。
そんな時、お葉書を見て「ひとりでも信じてくれている人」がいる...
そう感じ、信じて、ぎりぎり踏ん張れた気がします。
運よく、そこにちょびっと触れられたのですけれど、
今にして思えば、やっぱりありました...個々人の珠は。
◆学習内容63
バランス☆運動療法初級 2016.06.11
・足部から膝、股関節、仙腸関節が弛む位置に導き、伸びが起こるのを待つ
身体が繋がると、足部が柔らかく動き、揺れがどこにもぶつからずに頚に反映されることを体感した
・肩や肘を力が抜ける位置に置き、手首が決まるよう大腿に乗せて手部から調整する
上肢のラインを合わせることで初めて手の捻れや指の使い方の癖が表れ、中心に繋がるバランスに近付けられることを学んだ
・手や指の関節の緩みも取り切り、臨界まで経路を伸ばす
天地人の串刺しでの中心から順に伸びていく動きが、指の一つ一つの関節まで起こっている様子を見せて頂き、その手技の細やかさに驚いた
・肋骨と対側の肩甲帯を中心に寄せて、そこからバランスが変わろうとする働きに付いていく
固まった位置から、関節がぶつからずに動き続けられる隙間を縫っていくことで、肋骨の形も変わっていくことを体験させて頂いた
・後頭部に当ててくださった手の圧が仙骨に伝わり、両間が連動して動く状態を体験させて頂いた
全身の繋がっているイメージが同調すれば、どこから触れても、別の場所を誘導できることを実感させて頂いた
◆印象文71
合気観照塾 2016.06.11
・頚を引いて相手との間の紐の撓みが取れる位置に移動して、そのテンションを保ったまま動ける方向に骨盤を回旋する
腕から曲げたり軸を崩したりして、お互いの間に生まれた経路を縮めることなく、下方からバランスを変える
・手首や肘に点の感覚が現れるバランスに脱力し、紐が均等に張れる位置に腕を下ろす
肩を前に出さずに上腕後面を弛め、身体の背側を通して重みを落とす
・肩を掴んでもらい、相手の頚に繋がる方向に焦点を合わせ、反対側の股関節の動きを伝達する
近い場所で対抗しようとせず、接点を置いたまま相手と釣り合うように自分のバランスを変えて、遠い場所からの力を伝える
・体幹を締めて上肢と下肢を張り、股関節と肩が連動した状態で丹田から動く
下方から軸を細く伸ばしていく力によって相手を浮かせ、崩れていく方向へ股関節の動きで誘導する
・恥骨を締めながら大腿を張るように息を吸って臀部を浮かせ、身体の内向きの引きと外向きの攻めが生まれるように座る
吸い上げと共に横隔膜を締め、相手の乗ってきた重みが相手を浮かせる力となる位置に腕を上げる
・鼠径部を深めて、腰部の攻めで下方に重みを落とし、重心の移動で地面にラインを描くように動く
浮かせる力と同時に、自分の重心を沈める力を保つことで、地面との関わり合いを相手に伝えられることを体感した
▼如意宝珠
観音様やお地蔵様などが手に持っている、上部が円錐形になった珠です。似たもので橋の欄干の頂点に付いている珠がありますが、あちらは擬宝珠(ぎぼし)と言って如意宝珠を真似たものです。
如意宝珠は如意珠、如意摩尼(にょいまに)などとも言います。摩尼はサンスクリット語の音写で、宝石を意味します。摩尼宝珠という言い方もあります。
◎効能と産地?
如意宝珠は、宝物を出す。病気を治す。毒蛇を消す。にごり水を浄化する。災いを防ぐ。など、あらゆる願いを叶える、と言われる不思議な珠です。
海に住む怪魚マカラ=摩竭魚まかつぎょから。あるいは竜王の脳より採れるもの。とされています。
極めてまれな物で、しかも有益な効果がたくさん得られるので、仏様や仏様の教えを象徴する物とされました。仏舎利ぶっしゃりの変形という説もあります。
▼合気神髄合気道開祖・植芝盛平語録
○合気道の極意
・合気道の極意は、己れの邪気をはらい、己れを宇宙の動きと調和させ、己れを宇宙そのものと一致させることにある。合気道の極意を会得した者は、宇宙がその腹中にあり、「我はすなわち宇宙」なのである。
○合気妙用の導き(水火の結び)
・呼吸の凝結が、心身にみなぎると、己れが意識的にせずとも、自然に呼吸が宇宙に同化し、丸く宇宙に拡がっていくのが感じられるその次には一度拡がった呼吸が、再び自己に集まってくるのを感じる。
・このような呼吸ができるようになると、精神の実在が己れの周囲に集結して、列座するように覚える。これすなわち、合気妙応の初歩の導きである。合気を無意識に導き出すには、この妙用が必要である。p87
・こうして合気妙用の導きに達すると、御造化の御徳を得、呼吸が右に螺旋しつつ舞い昇り、左に螺旋して舞い降り、水火の結びを生ずる、摩擦連行作用を生ずる。水火の結びは、宇宙万有一切の様相根元をなすものであって、無量無辺である。
・この摩擦連行作用を生じさすことが、できてこそ、合気の真髄を把握することができるのである。p87
○天の村雲九鬼さむはら竜王
・「天の村雲九鬼さむはら竜王」「天の村雲」とは宇宙、淤能碁呂島、森羅万象の気を貫いて息吹くことを言うのである。「九鬼」とは淤能碁呂島に発生したすべての気である。伊邪那岐、伊邪那美の大神の島生み、神生みの気も、この気である。「さむはら」とは宇宙の気を整えて世の歪みを正すことである。p151
参照1: センタリングとは?
参照2:夢想合気
参照3:技法習得の上に大事なこと
by centeringkokyu
| 2016-06-13 08:47