2016年 02月 10日
ほんのちょっとした操作 |
▼体全体が呼吸をする
大東流合気柔術 小川道場 小川忠男の合気の世界2
合気ニュースの記事から抜粋してご紹介します。
-ー呼吸というのは、どういった鍛錬法があるのですか。
小川 呼吸と言ったって「ふいご」と同じなんですよ。ふっと息を吹き込む感じなんです。自分の体を空洞にする。だから力んではだめというのは、体を楽にすれば呼吸が普通にできるからです。ちょっとしたことなんです。目に見えるようなことではないんです。
中心線を締めると脇も手も締まるんです、力で締まるんじゃなくて。息を吐くというのは、中心なんですよ。すると簡単に中心線が出るんです。そういう感性が必要なんです、ほんのちょっとしたことを感じる。おおざっぱな人にわからないと言うのはそこなんです。
原理がわかってくると、足の内側をちょっと張るような感じになるわけですよ。自分の気持ちをふっと締めるような感じなんです。そうすると足の内側の筋肉がすこし張る状態になるんですね、外側の筋肉でなく。一番の問題は出すという考え方なんですよ。
日本の武道で小さな人が大きな人に勝つというのはそういうことじゃないかと思います。力をとってすっと返す。“引きと攻め”を一緒に一瞬にやるだけなんです。大きな動作だとそれをしてないんですよ。小さな動作でやるからわからない人から見ると不思議だとなるのですが、原理はむずかしくないんですよ。
-ー“引きと攻め”という言葉も今回はじめてですね。
小川 岡本正剛先生が使っていらしたから私も使いました。実際その他に言いようがないのです。植芝先生にしても佐川先生、井上方軒先生、堀川先生にしても、指が伸びているじゃないですか。そうすると起点ができるから、この中を呼吸が通るから手がぴしっとくっつくようになるわけですよ。体全体が呼吸をする。皮膚呼吸と言うと表面だけになりますが、骨の中で呼吸する、骨の中に息を通しているような感じなんです。
ただ、武道をやってる人たちが逆のほうへいってるだけなんです。私も昔ガチガチ鍛えていたときは、ぜんぜんそんなことはわからなかった。だから武道をやってない人のほうがいいと言うのは、そこなんです。力まないでのびのびやると体が統一できるんです。
今は合気道は大きく動くという形になっちゃってるんですが、合気というのは、相手の中でもってほんのちょっとした操作だけなんですよ。最小限に動かすということです。だからこちらの体とか心の持ち方が大切になってくるのです。
試合をやるとどうしても本能がでる、そうすると体の中とか、そういう細かいことが使えなくなってしまうんですよね、術にならない。
参照1:合気探訪
参照2:手
☆リンク先で更新された記事
◆引きと攻めがあやふや
◎剣に馴染む
○物打ちを止めて引きと攻め
○剣の動きに手の内がどう対応しているか?
◎施術では
・引きと攻めでセンタリングの繰り返し
・出てくる芯
・芯の連動
・今まであやふやにしていた事が良く解る
・最終的にはあやふやぐらいで丁度良い
#くぼけんです。
先日の観照塾でM橋さんから頂いたアドバイスに身体が対応しなかった事が気になっていました。
今日の経験で引きと攻めをあやふやにしていた事が原因の一つかな~っと感じました。
明日もこちょこちょと引きと攻めの観察を続けて行きます。
#楽隠居です
武田惣角は、一刀流などの剣術から合気を創始したのではないかと考えています。
ですから、剣の手の内は、引きと攻めを検証する為の恰好の稽古だと思います。
握りしめていたり、籠手を着けていたんでは、引きと攻めは思いつかないでしょうね。
分け目、物打ち、丹田、寸田、会陰などが、重要チェックポイントかもしれません。
刀の反りというのも、大切な要素だと考えているのですが・・・
「合気上げ⇒斬り」の稽古を充分にしたいものです!
そう言えば、岡本正剛先生は、『相手を自分の身体の一部にしてしまう。』と教えてくださいました。
参照3:初級・中級・上級に分けてみると・・
大東流合気柔術 小川道場 小川忠男の合気の世界2
合気ニュースの記事から抜粋してご紹介します。
-ー呼吸というのは、どういった鍛錬法があるのですか。
小川 呼吸と言ったって「ふいご」と同じなんですよ。ふっと息を吹き込む感じなんです。自分の体を空洞にする。だから力んではだめというのは、体を楽にすれば呼吸が普通にできるからです。ちょっとしたことなんです。目に見えるようなことではないんです。
中心線を締めると脇も手も締まるんです、力で締まるんじゃなくて。息を吐くというのは、中心なんですよ。すると簡単に中心線が出るんです。そういう感性が必要なんです、ほんのちょっとしたことを感じる。おおざっぱな人にわからないと言うのはそこなんです。
原理がわかってくると、足の内側をちょっと張るような感じになるわけですよ。自分の気持ちをふっと締めるような感じなんです。そうすると足の内側の筋肉がすこし張る状態になるんですね、外側の筋肉でなく。一番の問題は出すという考え方なんですよ。
日本の武道で小さな人が大きな人に勝つというのはそういうことじゃないかと思います。力をとってすっと返す。“引きと攻め”を一緒に一瞬にやるだけなんです。大きな動作だとそれをしてないんですよ。小さな動作でやるからわからない人から見ると不思議だとなるのですが、原理はむずかしくないんですよ。
-ー“引きと攻め”という言葉も今回はじめてですね。
小川 岡本正剛先生が使っていらしたから私も使いました。実際その他に言いようがないのです。植芝先生にしても佐川先生、井上方軒先生、堀川先生にしても、指が伸びているじゃないですか。そうすると起点ができるから、この中を呼吸が通るから手がぴしっとくっつくようになるわけですよ。体全体が呼吸をする。皮膚呼吸と言うと表面だけになりますが、骨の中で呼吸する、骨の中に息を通しているような感じなんです。
ただ、武道をやってる人たちが逆のほうへいってるだけなんです。私も昔ガチガチ鍛えていたときは、ぜんぜんそんなことはわからなかった。だから武道をやってない人のほうがいいと言うのは、そこなんです。力まないでのびのびやると体が統一できるんです。
今は合気道は大きく動くという形になっちゃってるんですが、合気というのは、相手の中でもってほんのちょっとした操作だけなんですよ。最小限に動かすということです。だからこちらの体とか心の持ち方が大切になってくるのです。
試合をやるとどうしても本能がでる、そうすると体の中とか、そういう細かいことが使えなくなってしまうんですよね、術にならない。
参照1:合気探訪
参照2:手
☆リンク先で更新された記事
◆引きと攻めがあやふや
◎剣に馴染む
○物打ちを止めて引きと攻め
○剣の動きに手の内がどう対応しているか?
◎施術では
・引きと攻めでセンタリングの繰り返し
・出てくる芯
・芯の連動
・今まであやふやにしていた事が良く解る
・最終的にはあやふやぐらいで丁度良い
#くぼけんです。
先日の観照塾でM橋さんから頂いたアドバイスに身体が対応しなかった事が気になっていました。
今日の経験で引きと攻めをあやふやにしていた事が原因の一つかな~っと感じました。
明日もこちょこちょと引きと攻めの観察を続けて行きます。
#楽隠居です
武田惣角は、一刀流などの剣術から合気を創始したのではないかと考えています。
ですから、剣の手の内は、引きと攻めを検証する為の恰好の稽古だと思います。
握りしめていたり、籠手を着けていたんでは、引きと攻めは思いつかないでしょうね。
分け目、物打ち、丹田、寸田、会陰などが、重要チェックポイントかもしれません。
刀の反りというのも、大切な要素だと考えているのですが・・・
「合気上げ⇒斬り」の稽古を充分にしたいものです!
そう言えば、岡本正剛先生は、『相手を自分の身体の一部にしてしまう。』と教えてくださいました。
参照3:初級・中級・上級に分けてみると・・
by centeringkokyu
| 2016-02-10 00:25
| 合気観照塾