2015年 11月 30日
身勢をつくる為の型 |
☆リンク先で更新された記事
◆印象文46
合気観照塾 2015.11.28
・正座で横に並び、手の甲に負荷を掛けてもらい、呼吸に伴う力の伝わりを観察する
呼気と共に大腿部に沿って手の位置がずれ、腹部への吸息によって手首が決まり、吸い上げによって相手と共に手が上がる
相手を吸い込んだところから骨盤を丸める動きと、手を脱力したところから浮かせる動きが連動して起こっていることを体感できた
・大腿に乗せてもらった手から緩みを取って繋げ、骨盤の3時9時の動きで脚を浮かす
触れられる場所が変わっても、手で行なった場合と同様の働きによって、相手に力を伝達できることを体感した
・相手の中心に伝わる位置に軸を合わせ、反対側の股関節の寄せを意識しながら、相手の重心を崩す
前に出した脚と対側の骨盤の引きや、上げた手と対側の肋骨の浮きなど、負荷を掛けられている側と反対側との関係性の中で動作を観ていくことの大切さを学んだ
・息を吸いながら仙骨と後頭骨を繋げ、その張りを保ったまま、骨盤の動きで相手を動かす
手の動きではなく、呼吸の吸い上げに伴う力が体内を巡って伝わることで、相手を浮かせられることを体感できた
・頚に繋がるバランスで骨盤を丸めて浮かせ、恥骨側を締めながら、中央を通ってくる経路に付いていく
誘導して頂いた後は、細い幅で楽に骨盤が動き、意識しなくても臀部が丸くなる位置で寝られることを体感させて頂いた
◆稽古記録18
東雲道場 2015.11.29
・剣の重みを感じながら、前後や左右への重心の移動と共に剣を振る
踵を下ろしたまま下肢を浮かせ、足底の面に合わせて足首が動くと、繋がりが途切れること無く足を運べることを学んだ
脚を上げていないときも、同様の体内操作によって、足底からの吸い上げを上肢まで伝えることで、剣を上げられることを体感した
・前腕と剣の向きが一致する位置に肘を引き、体幹からの攻めが切っ先まで伝わる身勢を取る
前後の張りを保ったまま、膝を弛めて重みを下ろせると、上肢を脱力して浮かすことができ、左肩や前腕など、どの方向から押されても返せることを体感できた
・雷刀を下ろした後の左足を寄せるときに起こる伸びが、螺旋状に昇って剣に伝わり、相手の指を外しながら次の一刀を振れる位置に移動する力になることを体験した
・横隔膜を浮かせたまま、股関節から左右の下肢を入れ替えることで、体幹を捻らずに移動したり、身体の向きを変えたりする
股関節の動きや骨盤の立て替えだけで誤魔化さずに動くことの難しさや大変さを感じ、それを身に付けるための積み重ねの必要性を実感した
・身体を伸ばしながら鞘から剣を滑らせ、止まった位置で脱力して、さらに身体を伸ばして抜刀する
抜刀も雷刀や納刀も、深い呼吸のリズムに合わせて丁寧に観察することで、剣を含めた全身の協調した動きとして観られることを体感した
・物打ちを正中に置いたまま、肩の力が抜ける位置に腕を開いて、吸い上げによって剣を浮かす
物打ちを目標に付けたまま、肩、肘、手首と順に弛めていくことで、鞘と合う角度に剣が傾き、重みの落下によって納刀できることを体感した
軸であったり、目線であったり、物打ちであったり、手首であったり、その時々で基準となる点を、留めたり移したりして動作を行なうことの大切さを感じた
#楽隠居です
昨日の東雲道場では、燕飛と抜刀術を稽古しました。
其の内容は、稽古記録18にOAさんが書いてくださいました。
どこが燕飛やねんと思ってしまいますが、稽古の目的を正確に把握して文章にしてくださっていますので、本当に有り難いです。
S川さんからは、K野さんが一番苦手なことをさせていますね!とのお言葉を頂戴しました。形を覚えることが苦手と言うより、全く興味がないのです。
OAさんは、そのことをキッチリ表現してくださいました。
心より感謝しています。
参照1:抜背と抜長と抜刀
参照2:相伝線
この形または組太刀は、その流祖が真剣または木剣試合によって自得した千種万様の動作の中から、最も代表的な若干の方式を選定して教授の方法としたもので、その選定の仕方によっていずれも幾分ずつか違っている。
そのうえ、各々師伝に工夫を加え、自分の経験によって研鑽し、独特の技量のある者は新たに流名を立て、または他より推称されたもので、その刀法においても、子弟に教授する方法においても、自分が良いと思うところを主とするために、人によってそれぞれ特殊の点があるのは怪しむに足りない。
そのうえ、名を求め勢いを張ろうとするために、ことさらに流名を立てたものも多数あるであろうし、各流派の優劣は、多くは各人の能力によるのであって、流儀そのものの優劣は、容易には判断できない。いずれの流派であっても、その至極の点に至れば相違はない。歌に
分けのぼる ふもとの道は ことなれど
同じ高嶺の 月を見るかな
雨あられ 雪や氷と へだつれど
落つれば同じ 谷川の水
☆おまけ
・「形」と「型」の違いとは?
このように「型」は、「『形』を作るための、目に見えないもと」の事を指すのが、正しい使い方となります!
◆印象文46
合気観照塾 2015.11.28
・正座で横に並び、手の甲に負荷を掛けてもらい、呼吸に伴う力の伝わりを観察する
呼気と共に大腿部に沿って手の位置がずれ、腹部への吸息によって手首が決まり、吸い上げによって相手と共に手が上がる
相手を吸い込んだところから骨盤を丸める動きと、手を脱力したところから浮かせる動きが連動して起こっていることを体感できた
・大腿に乗せてもらった手から緩みを取って繋げ、骨盤の3時9時の動きで脚を浮かす
触れられる場所が変わっても、手で行なった場合と同様の働きによって、相手に力を伝達できることを体感した
・相手の中心に伝わる位置に軸を合わせ、反対側の股関節の寄せを意識しながら、相手の重心を崩す
前に出した脚と対側の骨盤の引きや、上げた手と対側の肋骨の浮きなど、負荷を掛けられている側と反対側との関係性の中で動作を観ていくことの大切さを学んだ
・息を吸いながら仙骨と後頭骨を繋げ、その張りを保ったまま、骨盤の動きで相手を動かす
手の動きではなく、呼吸の吸い上げに伴う力が体内を巡って伝わることで、相手を浮かせられることを体感できた
・頚に繋がるバランスで骨盤を丸めて浮かせ、恥骨側を締めながら、中央を通ってくる経路に付いていく
誘導して頂いた後は、細い幅で楽に骨盤が動き、意識しなくても臀部が丸くなる位置で寝られることを体感させて頂いた
◆稽古記録18
東雲道場 2015.11.29
・剣の重みを感じながら、前後や左右への重心の移動と共に剣を振る
踵を下ろしたまま下肢を浮かせ、足底の面に合わせて足首が動くと、繋がりが途切れること無く足を運べることを学んだ
脚を上げていないときも、同様の体内操作によって、足底からの吸い上げを上肢まで伝えることで、剣を上げられることを体感した
・前腕と剣の向きが一致する位置に肘を引き、体幹からの攻めが切っ先まで伝わる身勢を取る
前後の張りを保ったまま、膝を弛めて重みを下ろせると、上肢を脱力して浮かすことができ、左肩や前腕など、どの方向から押されても返せることを体感できた
・雷刀を下ろした後の左足を寄せるときに起こる伸びが、螺旋状に昇って剣に伝わり、相手の指を外しながら次の一刀を振れる位置に移動する力になることを体験した
・横隔膜を浮かせたまま、股関節から左右の下肢を入れ替えることで、体幹を捻らずに移動したり、身体の向きを変えたりする
股関節の動きや骨盤の立て替えだけで誤魔化さずに動くことの難しさや大変さを感じ、それを身に付けるための積み重ねの必要性を実感した
・身体を伸ばしながら鞘から剣を滑らせ、止まった位置で脱力して、さらに身体を伸ばして抜刀する
抜刀も雷刀や納刀も、深い呼吸のリズムに合わせて丁寧に観察することで、剣を含めた全身の協調した動きとして観られることを体感した
・物打ちを正中に置いたまま、肩の力が抜ける位置に腕を開いて、吸い上げによって剣を浮かす
物打ちを目標に付けたまま、肩、肘、手首と順に弛めていくことで、鞘と合う角度に剣が傾き、重みの落下によって納刀できることを体感した
軸であったり、目線であったり、物打ちであったり、手首であったり、その時々で基準となる点を、留めたり移したりして動作を行なうことの大切さを感じた
#楽隠居です
昨日の東雲道場では、燕飛と抜刀術を稽古しました。
其の内容は、稽古記録18にOAさんが書いてくださいました。
どこが燕飛やねんと思ってしまいますが、稽古の目的を正確に把握して文章にしてくださっていますので、本当に有り難いです。
S川さんからは、K野さんが一番苦手なことをさせていますね!とのお言葉を頂戴しました。形を覚えることが苦手と言うより、全く興味がないのです。
OAさんは、そのことをキッチリ表現してくださいました。
心より感謝しています。
参照1:抜背と抜長と抜刀
参照2:相伝線
この形または組太刀は、その流祖が真剣または木剣試合によって自得した千種万様の動作の中から、最も代表的な若干の方式を選定して教授の方法としたもので、その選定の仕方によっていずれも幾分ずつか違っている。
そのうえ、各々師伝に工夫を加え、自分の経験によって研鑽し、独特の技量のある者は新たに流名を立て、または他より推称されたもので、その刀法においても、子弟に教授する方法においても、自分が良いと思うところを主とするために、人によってそれぞれ特殊の点があるのは怪しむに足りない。
そのうえ、名を求め勢いを張ろうとするために、ことさらに流名を立てたものも多数あるであろうし、各流派の優劣は、多くは各人の能力によるのであって、流儀そのものの優劣は、容易には判断できない。いずれの流派であっても、その至極の点に至れば相違はない。歌に
分けのぼる ふもとの道は ことなれど
同じ高嶺の 月を見るかな
雨あられ 雪や氷と へだつれど
落つれば同じ 谷川の水
☆おまけ
・「形」と「型」の違いとは?
このように「型」は、「『形』を作るための、目に見えないもと」の事を指すのが、正しい使い方となります!
by centeringkokyu
| 2015-11-30 00:03
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