2015年 11月 22日
脱力と揺れと伝達 |
☆リンク先で更新された記事
◆じ~~くり待てる
◎足の上げ方を科学する
◇観察項目
・アンカーと肚
○仰臥位と立位
・上げる所の脱力とアンカーになる所の脱力の違い
・軸の有無
・重心移動で起こるアンカーの移動
○感じた事
・アンカーにする所を脱力すればバランスで浮く所が浮く
・軸が有る時と無い時では肚に違いが出る
・重心が変わる度に軸を無くす様に外へばらけてしまう
・一動作一動作、軸とアンカーの観察
◆アンカーってどういう現象?
◎アンカーってどういう現象?
◇観察項目
・各関節の脱力と重さの移動
・重さの移動と骨格の立ち上がり
○無形以前
・横隔膜を境に上肢も下肢も頸を介して吸い込み(アンカー)
・接地面(手足)の脱力を丁寧に行う
・膝と肘の位置を観察
○感じた事
・アンカーの引きと攻めで肚が充実する
・脱力し関節が銜え込んでいくと膝と肘の位置が決まってくる
・保障とアンカーは同じ事
◎施術では
・手足のアンカーの意識が全くなかった
・すぐにベクトルの関係性がバラバラになっている
・時間が掛かってもゆっくり丁寧に行う方が良い
・動的な練習が必要
◆これが出来ないと話にならない稽古
2015/11/21
◎合気観照塾(稽古メンバー:SRさん、K元)
☆テーマ:ロッキングチェア
◇雑巾絞りを長座で凭れて行う(両足を浮かす)
○膻中の高さを中心に引き分けて肘を張る
○腹直筋を固めずに頸の後ろを伸ばす
・膻中の高さでセンタリグ
-手、手首、肘、肩、鎖骨、横隔膜、頸と脱力
-足、足首、膝、股関節、仙腸関節、横隔膜、頸と脱力
・正座も行う
-丁寧に脱力していく
-関節の深み
◇雑巾絞り(立位)
○ひたすら力を抜いていく
○どんな力の抜け方か?
○どこの力が抜けないか?
○どこを使って動作しているか?
◇合気上げ
○脱力で吸い込み
○手の回転とロッキングチェア
○片手ずつ弛みをとる
○中指は天突から瘂門
○足の裏までの高さを使う
○肚から指先まで鞭の様に撓らせる
○合気上げ、下げ、切り、いける所に行く
◆印象文45
合気観照塾 2015.11.21
・後頚部を伸ばして背骨を立て、後方の空間にもたれた状態で、全身の釣り合いを観察する
肩甲骨を落として上肢をフリーにし、太極棒の傾きに重心の移動で付いていく
・吸息に伴う伸びによって太極棒を上下へ引き分け、体幹の締めによって肘を左右へ張り、太極棒を背骨と一致させて前後への引きと攻めを保つ
どのタイミングで相手に負荷を掛けられても、太極棒との繋がりが途切れないよう、広がりを維持しながら丹田で動く
・接点を留めたまま力を抜き、下方からの動きを指先まで柔らかく伝達する
肘や肩を脱力していくことで手首が上がり、軸を立てたまま上半身の重みを落とすことで、下肢の実感が増すことを感じた
・軸を伸ばしながら重心を後方へ移動することで、相対的に相手が上がることを体験でき、力の向かう方向に対するイメージが変わった
内部の上下の行き来によって前後の動きが生まれ、それが相手を浮かせる力として伝わることを感じられた
・呼吸を吸い上げて上肢を臨界まで伸ばし、剣の重みが落ちる場所へ下肢から先導して動く
上肢を残したまま脚を曲げて重心を落とすことで、腕が体幹に付いて動いている状態を体感できた
#楽隠居です
昨日の合気観照塾では、「合気の身体になれるかもしれない体操」の1番目ロッキングチェアーと短棒(太極棒)のメニューの1番目雑巾絞りと2番目発勁が、なぜ大切なのかを体感していただけたと思います。
参照:道歌してる?Vol.2
◎脱力
むりにただ 力を頼む 人こそは
勝身にうとき 心なりけり (制剛流柔術)
忘れても 力いだすな いたずらに
敵の力ぞ 我が力なる (制剛流柔術)
脱力の事を、ただ全身の力を抜くだけだと捉えている人もいるようですが、いくら何でも、ぐにゃぐにゃでは、ただの酔っぱらいでしかありません。もっとも、中国では、酔拳という「お酒を飲んで、ぐでんぐでんになればなるほど強くなる」という、幻の拳法もあるとか。この場合も、虚実ははっきりしているようですし、ある意味では、相手を欺き、自分はリラックスする事が目的であるような気もします。
寧ろ、中心がないと脱力はできないのではないかと考えています。昔、学校の理科教材室にあったような骸骨も、頭のてっぺんからぶら下げていないと、ただの骨の寄せ集めにしかすぎなくなります。マリオネットや、文楽人形をイメージしたほうが分かりやすいかもしれません。どちらかというと、筋肉がない状態です。しかし、中心軸ははっきりと存在しないとだめなのです。
ウェイト・トレーニングなどをして、筋肉が強化されても、柔軟性がなく、伝達力が低下してしまっては、相手からの力や意識の情報も、受け取れなくなる恐れがあります。もちろん、体格が大きく、力の強い人が強いことも確かです。
◎非切り
ひぎりとは けいこ修行を 能つとめ
非を知るときぞ 非切りなりけり(直心影流)
己が非を 知らでは人の 非は見えじ
人より先に 己が非を知れ (一刀流兵法 溝口派)
何かを習得する為には、よく稽古を積み重ね、その過程で、まず自分の欠点や、苦手なところを認識しなければなりません。逆に考えると、認識できていないところや、無意識にやってしまっているところを、探すのが稽古であると、言えないこともないのです。
☆お知らせ
大変お待たせしております!
再入荷のご依頼を賜っておりましたマッサージボール、今月中には輸入・通関手続き完了して在庫の更新ができると思います。 どうぞよろしくお願い致します。
◆じ~~くり待てる
◎足の上げ方を科学する
◇観察項目
・アンカーと肚
○仰臥位と立位
・上げる所の脱力とアンカーになる所の脱力の違い
・軸の有無
・重心移動で起こるアンカーの移動
○感じた事
・アンカーにする所を脱力すればバランスで浮く所が浮く
・軸が有る時と無い時では肚に違いが出る
・重心が変わる度に軸を無くす様に外へばらけてしまう
・一動作一動作、軸とアンカーの観察
◆アンカーってどういう現象?
◎アンカーってどういう現象?
◇観察項目
・各関節の脱力と重さの移動
・重さの移動と骨格の立ち上がり
○無形以前
・横隔膜を境に上肢も下肢も頸を介して吸い込み(アンカー)
・接地面(手足)の脱力を丁寧に行う
・膝と肘の位置を観察
○感じた事
・アンカーの引きと攻めで肚が充実する
・脱力し関節が銜え込んでいくと膝と肘の位置が決まってくる
・保障とアンカーは同じ事
◎施術では
・手足のアンカーの意識が全くなかった
・すぐにベクトルの関係性がバラバラになっている
・時間が掛かってもゆっくり丁寧に行う方が良い
・動的な練習が必要
◆これが出来ないと話にならない稽古
2015/11/21
◎合気観照塾(稽古メンバー:SRさん、K元)
☆テーマ:ロッキングチェア
◇雑巾絞りを長座で凭れて行う(両足を浮かす)
○膻中の高さを中心に引き分けて肘を張る
○腹直筋を固めずに頸の後ろを伸ばす
・膻中の高さでセンタリグ
-手、手首、肘、肩、鎖骨、横隔膜、頸と脱力
-足、足首、膝、股関節、仙腸関節、横隔膜、頸と脱力
・正座も行う
-丁寧に脱力していく
-関節の深み
◇雑巾絞り(立位)
○ひたすら力を抜いていく
○どんな力の抜け方か?
○どこの力が抜けないか?
○どこを使って動作しているか?
◇合気上げ
○脱力で吸い込み
○手の回転とロッキングチェア
○片手ずつ弛みをとる
○中指は天突から瘂門
○足の裏までの高さを使う
○肚から指先まで鞭の様に撓らせる
○合気上げ、下げ、切り、いける所に行く
◆印象文45
合気観照塾 2015.11.21
・後頚部を伸ばして背骨を立て、後方の空間にもたれた状態で、全身の釣り合いを観察する
肩甲骨を落として上肢をフリーにし、太極棒の傾きに重心の移動で付いていく
・吸息に伴う伸びによって太極棒を上下へ引き分け、体幹の締めによって肘を左右へ張り、太極棒を背骨と一致させて前後への引きと攻めを保つ
どのタイミングで相手に負荷を掛けられても、太極棒との繋がりが途切れないよう、広がりを維持しながら丹田で動く
・接点を留めたまま力を抜き、下方からの動きを指先まで柔らかく伝達する
肘や肩を脱力していくことで手首が上がり、軸を立てたまま上半身の重みを落とすことで、下肢の実感が増すことを感じた
・軸を伸ばしながら重心を後方へ移動することで、相対的に相手が上がることを体験でき、力の向かう方向に対するイメージが変わった
内部の上下の行き来によって前後の動きが生まれ、それが相手を浮かせる力として伝わることを感じられた
・呼吸を吸い上げて上肢を臨界まで伸ばし、剣の重みが落ちる場所へ下肢から先導して動く
上肢を残したまま脚を曲げて重心を落とすことで、腕が体幹に付いて動いている状態を体感できた
#楽隠居です
昨日の合気観照塾では、「合気の身体になれるかもしれない体操」の1番目ロッキングチェアーと短棒(太極棒)のメニューの1番目雑巾絞りと2番目発勁が、なぜ大切なのかを体感していただけたと思います。
参照:道歌してる?Vol.2
◎脱力
むりにただ 力を頼む 人こそは
勝身にうとき 心なりけり (制剛流柔術)
忘れても 力いだすな いたずらに
敵の力ぞ 我が力なる (制剛流柔術)
脱力の事を、ただ全身の力を抜くだけだと捉えている人もいるようですが、いくら何でも、ぐにゃぐにゃでは、ただの酔っぱらいでしかありません。もっとも、中国では、酔拳という「お酒を飲んで、ぐでんぐでんになればなるほど強くなる」という、幻の拳法もあるとか。この場合も、虚実ははっきりしているようですし、ある意味では、相手を欺き、自分はリラックスする事が目的であるような気もします。
寧ろ、中心がないと脱力はできないのではないかと考えています。昔、学校の理科教材室にあったような骸骨も、頭のてっぺんからぶら下げていないと、ただの骨の寄せ集めにしかすぎなくなります。マリオネットや、文楽人形をイメージしたほうが分かりやすいかもしれません。どちらかというと、筋肉がない状態です。しかし、中心軸ははっきりと存在しないとだめなのです。
ウェイト・トレーニングなどをして、筋肉が強化されても、柔軟性がなく、伝達力が低下してしまっては、相手からの力や意識の情報も、受け取れなくなる恐れがあります。もちろん、体格が大きく、力の強い人が強いことも確かです。
◎非切り
ひぎりとは けいこ修行を 能つとめ
非を知るときぞ 非切りなりけり(直心影流)
己が非を 知らでは人の 非は見えじ
人より先に 己が非を知れ (一刀流兵法 溝口派)
何かを習得する為には、よく稽古を積み重ね、その過程で、まず自分の欠点や、苦手なところを認識しなければなりません。逆に考えると、認識できていないところや、無意識にやってしまっているところを、探すのが稽古であると、言えないこともないのです。
☆お知らせ
大変お待たせしております!
再入荷のご依頼を賜っておりましたマッサージボール、今月中には輸入・通関手続き完了して在庫の更新ができると思います。 どうぞよろしくお願い致します。
by centeringkokyu
| 2015-11-22 08:43
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