2015年 10月 27日
抜背と抜長と抜刀 |
▼こちらから抜粋してご紹介します。
含胸抜背、太極拳をされている方は、おそらくほとんどの方が聞いたことがあると思います。「胸をくぼませて、背面を広げる」 と言いますが、本当にその通りにすると、ただの猫背です(^_^;) (中略)
含胸抜背は「姿勢」だと言っている所がほとんどですね。それは正しい指導なのかと疑問に思っています。含胸抜背は姿勢ではなく、動作です。
まず「くぼませる」は動作の一つで、コアマッスル(体幹)から太極拳の動きを作り出す過程です。
含胸抜背とは何かというと、股関節を上方へ引き寄せ、下腹部(丹田周辺)を内側にして、肘と胸椎を上背部に上げ、足底はボールをつかむように持ち上げ、踵を地面に押し付ける(根を下ろす)。ことです。(まだまだ必要な説明が要りますが、ここは割合・・・)
こうすることで、足底から頭頂部までの筋膜接続を一体化させる(連動させる)ことができます。感覚としては、「ポンプをくみ上げるように、気が根元に伝達され、そこから背中に上昇して、掌に出る」感じですかね。つまり含胸抜背は姿勢の要訣ではなく、動作であり、発勁動作の要訣の一つです。
▼こちらから抜粋してご紹介します。
太極拳の虚領頂勁の頂も、百会というつぼの後ろにある後頂というつぼのある場所です。後頂を真上に引っ張ったとき、後頭部のくぼみにある唖門というつぼが平らになり、紐が引っぱられるように背骨が真っ直ぐになります。後頂に意識を持っていくと、あごは軽く引かれます。放松した身体は意識の上で、気沈丹田と上下相反する勢によっての拉開(引っ張り合いながら開く)が意識されます。
このように、太極拳は実際の体験によって姿勢が身につき、そして完全な放松を得ることが出来ます。
生理学では、中枢神経に良い影響を与える方法は、全身を緊張させず、安静にすることです。すると、全身系統、各器官の機能を向上させることが出来ることは定説です。
太極拳では、かたちや姿勢が正しいというだけではなく、その内側においても放松していることが大切です。太極拳では放松は自然という意味となるからです。ですから、まず内側からわき出てくるように姿勢ができあがらないといけません。内側が外側の不自然さを教えてくれますから、四文字熟語にとらわれることもなくなります。
太極拳を習われている方、又これから始めようとする方に、参考にしていただければと思います。
又、太極拳に興味のない方も、一度、虚領頂勁や気沈丹田、含胸抜背の自然な状態をご自分で体験されることをおすすめします。お風呂上がりなどに、ただそのようにリラックスして立って10分ほどじっとして全身を緊張させず、安静にしているだけで、きっとその後の深い眠りに役立つはずです。それと、その時に、舌を軽く上あごにつけて、唾液がたっぷりと出るように意識してみます。それを飲み干します。内丹術と言われる自分で自分の身体を調整する方法の一つです。
このような、太極拳の術法は、太極拳が健康におおらかに生きるための一つの方法であることを物語っています。
#楽隠居です
太極拳の要訣の中で、『虚領頂勁』と『含胸抜背』という言葉が気になり、ネット検索してみました。
これらを読んでみて、今までは四文字熟語に囚われすぎていたのではないかと感じました。
しかし、力を抜くというのは、大切ですが難しいものですねぇ〜
そして、抜背と抜長と抜刀には、やっぱり『無形以前』の稽古が大切なんだと感じています。
ついでに、『足底はボールをつかむように持ち上げ、踵を地面に押し付ける(根を下ろす)。ことです。』に関して、中国には多くの民族がいますので、微妙に身体の使い方が異なっているかもしれません。
更に、中国では、靴を履いているはずですが、日本の場合は、草鞋か草履ですから、足の指の使い方が違っているということも考えられます。
参照1:太極拳の要訣
参照2:抜刀・居合術の目的
参照3:伸び代がどこに存在するか
☆リンク先で更新された記事
◆第二十二回研究会稽古メモ 燕飛の補足
YSさんからの第22回研究会の補足メモです。
第22回研究会で 初心者に極めて難しいカタ稽古「燕飛六箇之太刀」の本格的な指導
が始まりました。ベテランの方々に指導される内容は、初心者には難解過ぎますが、
K先生は新旧の分け隔てなく、丁寧に指導されます。
いつの日にか、これらが理解できる時のために、先生の指導内容を拾い集めて 4回
に分けて記録しました。
1. 「クネリ打ち」までの指導内容
2. 「剣の左鎬で打ち合せ」までの指導内容
3. 「車(シャ)から猿廻」の指導内容
4. 「山陰(ヤマカゲ)から月影(ツキカゲ)」の指導内容
今回は「山陰から月影」の指導内容を記録しました。必要に応じて内容を修正していただき、ブログに掲載賜われば幸甚です。
◆心包経が気になる
◎施術では
・『心包経』まさに心を包み込む安心感
・自分も相手も安心感に包まれる
・母性の様な感じ
・包み込まれる事で中が弛む
・自然に呼吸が落ち着く
#くぼけんです。
この所、気候の変化が激しい為か気が上がり胃がムカムカしたり、急にめまいがしたり、急激に血圧が下がり冷や汗が出ると言った症状の方が多い様に感じています。
今日も3名ほど来院されたので、心包経の説明をしながら伸展をまっていると、患者さんも納得の結果になりました。
やはり自分が実際に感じた事でないと、ただの理論的な説明になってしまい知識の押し付けになってしまう事が解り大収穫でした。
実感し 心と言葉が 同調すれば
相手に言霊 浸透するかも
含胸抜背、太極拳をされている方は、おそらくほとんどの方が聞いたことがあると思います。「胸をくぼませて、背面を広げる」 と言いますが、本当にその通りにすると、ただの猫背です(^_^;) (中略)
含胸抜背は「姿勢」だと言っている所がほとんどですね。それは正しい指導なのかと疑問に思っています。含胸抜背は姿勢ではなく、動作です。
まず「くぼませる」は動作の一つで、コアマッスル(体幹)から太極拳の動きを作り出す過程です。
含胸抜背とは何かというと、股関節を上方へ引き寄せ、下腹部(丹田周辺)を内側にして、肘と胸椎を上背部に上げ、足底はボールをつかむように持ち上げ、踵を地面に押し付ける(根を下ろす)。ことです。(まだまだ必要な説明が要りますが、ここは割合・・・)
こうすることで、足底から頭頂部までの筋膜接続を一体化させる(連動させる)ことができます。感覚としては、「ポンプをくみ上げるように、気が根元に伝達され、そこから背中に上昇して、掌に出る」感じですかね。つまり含胸抜背は姿勢の要訣ではなく、動作であり、発勁動作の要訣の一つです。
▼こちらから抜粋してご紹介します。
太極拳の虚領頂勁の頂も、百会というつぼの後ろにある後頂というつぼのある場所です。後頂を真上に引っ張ったとき、後頭部のくぼみにある唖門というつぼが平らになり、紐が引っぱられるように背骨が真っ直ぐになります。後頂に意識を持っていくと、あごは軽く引かれます。放松した身体は意識の上で、気沈丹田と上下相反する勢によっての拉開(引っ張り合いながら開く)が意識されます。
このように、太極拳は実際の体験によって姿勢が身につき、そして完全な放松を得ることが出来ます。
生理学では、中枢神経に良い影響を与える方法は、全身を緊張させず、安静にすることです。すると、全身系統、各器官の機能を向上させることが出来ることは定説です。
太極拳では、かたちや姿勢が正しいというだけではなく、その内側においても放松していることが大切です。太極拳では放松は自然という意味となるからです。ですから、まず内側からわき出てくるように姿勢ができあがらないといけません。内側が外側の不自然さを教えてくれますから、四文字熟語にとらわれることもなくなります。
太極拳を習われている方、又これから始めようとする方に、参考にしていただければと思います。
又、太極拳に興味のない方も、一度、虚領頂勁や気沈丹田、含胸抜背の自然な状態をご自分で体験されることをおすすめします。お風呂上がりなどに、ただそのようにリラックスして立って10分ほどじっとして全身を緊張させず、安静にしているだけで、きっとその後の深い眠りに役立つはずです。それと、その時に、舌を軽く上あごにつけて、唾液がたっぷりと出るように意識してみます。それを飲み干します。内丹術と言われる自分で自分の身体を調整する方法の一つです。
このような、太極拳の術法は、太極拳が健康におおらかに生きるための一つの方法であることを物語っています。
#楽隠居です
太極拳の要訣の中で、『虚領頂勁』と『含胸抜背』という言葉が気になり、ネット検索してみました。
これらを読んでみて、今までは四文字熟語に囚われすぎていたのではないかと感じました。
しかし、力を抜くというのは、大切ですが難しいものですねぇ〜
そして、抜背と抜長と抜刀には、やっぱり『無形以前』の稽古が大切なんだと感じています。
ついでに、『足底はボールをつかむように持ち上げ、踵を地面に押し付ける(根を下ろす)。ことです。』に関して、中国には多くの民族がいますので、微妙に身体の使い方が異なっているかもしれません。
更に、中国では、靴を履いているはずですが、日本の場合は、草鞋か草履ですから、足の指の使い方が違っているということも考えられます。
参照1:太極拳の要訣
参照2:抜刀・居合術の目的
参照3:伸び代がどこに存在するか
☆リンク先で更新された記事
◆第二十二回研究会稽古メモ 燕飛の補足
YSさんからの第22回研究会の補足メモです。
第22回研究会で 初心者に極めて難しいカタ稽古「燕飛六箇之太刀」の本格的な指導
が始まりました。ベテランの方々に指導される内容は、初心者には難解過ぎますが、
K先生は新旧の分け隔てなく、丁寧に指導されます。
いつの日にか、これらが理解できる時のために、先生の指導内容を拾い集めて 4回
に分けて記録しました。
1. 「クネリ打ち」までの指導内容
2. 「剣の左鎬で打ち合せ」までの指導内容
3. 「車(シャ)から猿廻」の指導内容
4. 「山陰(ヤマカゲ)から月影(ツキカゲ)」の指導内容
今回は「山陰から月影」の指導内容を記録しました。必要に応じて内容を修正していただき、ブログに掲載賜われば幸甚です。
◆心包経が気になる
◎施術では
・『心包経』まさに心を包み込む安心感
・自分も相手も安心感に包まれる
・母性の様な感じ
・包み込まれる事で中が弛む
・自然に呼吸が落ち着く
#くぼけんです。
この所、気候の変化が激しい為か気が上がり胃がムカムカしたり、急にめまいがしたり、急激に血圧が下がり冷や汗が出ると言った症状の方が多い様に感じています。
今日も3名ほど来院されたので、心包経の説明をしながら伸展をまっていると、患者さんも納得の結果になりました。
やはり自分が実際に感じた事でないと、ただの理論的な説明になってしまい知識の押し付けになってしまう事が解り大収穫でした。
実感し 心と言葉が 同調すれば
相手に言霊 浸透するかも
by centeringkokyu
| 2015-10-27 00:03
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