2005年 08月 07日
スワイショウ |
昨日の稽古でのリーダーは、M本さんでした。偶然、電車の中でお会いしたのですが、「今日は3週間ぶりの稽古ですし、急に言われたのであまりやりたくないのです。」と言っておられました。先日テレビ番組で、レギュラーが「繰ったネタほどよく滑る」というネタをやっていましたので、成り行きでやればいいんじゃないですかと無責任なアドバイスをさせて頂きました。
稽古は、スワイショウを約15分するところから始まりました。スワイショウというのは、気功の入門編で、手を前後に振るだけの動作なのですが、10分から1時間ぐらいやることもあるようです。そうすると、自然に動きに呼吸が合ってきて、ある種の入静状態になるのです。
前回のブログの内容を実感し、非常にシンプルで且つ多くのこことを再確認するのに、素晴らしい稽古方法でした。
重複しますが、以下に中心網要から抜粋しておきますので、スワイショウの要点として再読して頂きたいと思います。勿論、一教運動や剣の素振りとも共通します。腕を前に上げていく時に息を吸い、下ろす時に吐くとお考えください。
○息を吸った時は、腰に力が入り、息を吐いた時は腹に力が入る。
○精神の平静を得る時と肉体の中心を得る時とは同時である。
○踵は腹に、腰は爪先に相懸ずる。
○中心を守る正反の対立はまず腹と腰である。次に踵と爪先である。頤(あご)と頸背である。肩と鳩尾である。
○力は息を吐く時には腹に、吸う時は腰に入れる。常住これを続けて欲しい。
○胸に息を吸った時は腰を中心に全身の伸線が伸びる。腹に息を吐き出した時には全身の屈線が縮まる。
○毎日毎日やっていると自然に、吸う時には腰に力が入り、吐く時には腹に力が入るようになる。
○体は上下左右に動いても、瞳孔は常に真ん中に定まる。
以上のような事を実際に検証するために、立ち技・座り技を稽古したのですが、受け手が上手に負荷を掛けてくださると、仕手は自分の身体の体内操作の様子を確認しやすくなります。
同じ両手持ちでも、仕手の両手がくっついた状態と離れた状態とでは、同じように腰から円運動(骨盤時計)をしても、相手の中心が「ぶれる」のに僅かな時間差がでることも確認できました。
「ヘ・た・レ」と呼吸を意識しながら、両手持ちや片手持ちで、手刀を相手に擦り込んだり、袈裟懸けの要領で斬り崩したりと、剣を使う時の身体の使い方も理解しやすかったと思います。
これらの事は全ての基本なのですが、形だけいくら繰り返しても本質的なところは身に付かない。ですから、「自己観照・中心観照しながら繰り返して稽古しなければならない。」ということだと思います。
稽古は、スワイショウを約15分するところから始まりました。スワイショウというのは、気功の入門編で、手を前後に振るだけの動作なのですが、10分から1時間ぐらいやることもあるようです。そうすると、自然に動きに呼吸が合ってきて、ある種の入静状態になるのです。
前回のブログの内容を実感し、非常にシンプルで且つ多くのこことを再確認するのに、素晴らしい稽古方法でした。
重複しますが、以下に中心網要から抜粋しておきますので、スワイショウの要点として再読して頂きたいと思います。勿論、一教運動や剣の素振りとも共通します。腕を前に上げていく時に息を吸い、下ろす時に吐くとお考えください。
○息を吸った時は、腰に力が入り、息を吐いた時は腹に力が入る。
○精神の平静を得る時と肉体の中心を得る時とは同時である。
○踵は腹に、腰は爪先に相懸ずる。
○中心を守る正反の対立はまず腹と腰である。次に踵と爪先である。頤(あご)と頸背である。肩と鳩尾である。
○力は息を吐く時には腹に、吸う時は腰に入れる。常住これを続けて欲しい。
○胸に息を吸った時は腰を中心に全身の伸線が伸びる。腹に息を吐き出した時には全身の屈線が縮まる。
○毎日毎日やっていると自然に、吸う時には腰に力が入り、吐く時には腹に力が入るようになる。
○体は上下左右に動いても、瞳孔は常に真ん中に定まる。
以上のような事を実際に検証するために、立ち技・座り技を稽古したのですが、受け手が上手に負荷を掛けてくださると、仕手は自分の身体の体内操作の様子を確認しやすくなります。
同じ両手持ちでも、仕手の両手がくっついた状態と離れた状態とでは、同じように腰から円運動(骨盤時計)をしても、相手の中心が「ぶれる」のに僅かな時間差がでることも確認できました。
「ヘ・た・レ」と呼吸を意識しながら、両手持ちや片手持ちで、手刀を相手に擦り込んだり、袈裟懸けの要領で斬り崩したりと、剣を使う時の身体の使い方も理解しやすかったと思います。
これらの事は全ての基本なのですが、形だけいくら繰り返しても本質的なところは身に付かない。ですから、「自己観照・中心観照しながら繰り返して稽古しなければならない。」ということだと思います。
by centeringkokyu
| 2005-08-07 17:28
| 合気観照塾