2015年 07月 17日
何時までたっても…とりあえず |
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最近気になっていた事を纏めておきます。
テーマは『相手に押し付ける』です。
『押し付ける』ってどういう事?自分の現状は?と疑問が湧いていました。
第三者的に自分を観察しても手掛かりが見つからない状態が続いていました。
先日、師匠の秘密基地で触れた『師匠』という『存在』・『在り方』・『創作(模索)』。
ここで大事な所は全てにおいて『独自の』が付く所です。
復習も兼ねて、空間や身体創りをしていると急に俯瞰して自分自身が観える(解る、映る、感じる)状態になりました。
『はっ!』っとしました。相手に押し付ける以前に自分に押し付ける事を辞めないといけない。
私の中で『師匠』のイメージがバッー!と広がり、私を止めていたワイヤーみたいな物が弾けた感じがしました。
『私の言っている事は信用しないで下さい。』と言う言葉の芯の深さと相手を思うがこその発言なんだと感激しました。
#楽隠居です
私の場合は、22才から宝石の輸入卸業の会社に勤め、25才で独立しました。その頃から、買って貰うことはあっても、売ることはほとんどありませんでした。
卸業の場合は、相手は私よりも百戦錬磨の業者ばかりですから、要らない物や値段が合わないものは、買ってくれませんでした。
次に、小売業に転向しました。卸業も平行してやっていましたが、やはり商品が川下に向かって流れて行く方が自然ですし、お客様の好みも直接お伺いできるので、楽しかったですね。
小売の時も、値引きや押し売りは、殆どしませんでした。お客様が気に入った商品は、買ってくださいましたし、オーダーメイドの場合も、出来る限りお客様のご要望に添うように、時間をかけて、デザインや職人さんを選んで提案させていただきました。
だから、40年間も宝石の商売が続けられたのだと思っています。
趣味としてやっていた合気道や大東流も人に教えようとか、自分の考え方や方法を押しつけようと思ったことはありません。
技は、盗むしか無いものだし、言葉で伝えることは不可能だと考えています。
ですから、このブログで私が影響を受けた本から抜粋したり、考え方の一部を紹介させていただいている訳です。
何でもありのオープン陳列です。気に入ったものがあれば、ご自由にお持ち帰りして、ご自分で好きなように調理してください。
出版社からセンタリング呼吸法の本を出版しませんかと、お薦めいただいた時には、「本にすると変更出来なくなるから。」と言ってお断りしました。
なにごとも「とりあえず」ですし、「人生には、死ぬこと以外に絶対はない。」と考えています。
個人レッスンに来てくださった方が、「次は何時くればいいですか?」と聞かれた時には、「二度と来ないのが一番です!」とお答えすることになっています。自分を変える事は、自分にしか出来ないし、ふたたび来るか来ないかの決定権は、私には無いからです。
このように、私の場合は、これまで成り行きで生きてこられたのです。それは、関わってくださる皆さんのお蔭だと、心から感謝しています。
まだまだお若い皆さんには、私のようないい加減な生き方をせずに、真っ当な人生を歩んでいただきたいと願っています。
by centeringkokyu
| 2015-07-17 00:03
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