2014年 11月 11日
一本歯の下駄 |
▼10/25稽古メモ 後半から抜粋します。
一本歯の高下駄で歩く:一本歯の高下駄は、バランスを取りながら立つのが難しい。絶えず細かく揺れるため、手で釣り合いを取ろうとしても、間に合わずに倒れてしまう。一本歯の高下駄で転ばずに立つ練習をすると、体幹部で素早くバランスを取る感覚を鍛えることができる。
担任のYIさんが 道場の床を一本歯の高下駄で歩いて見本を示す。床板を傷付けぬよう歯には皮が貼り付けてある。初級者3人が一本歯の高下駄で歩く体験をした。転倒しないようにSさんが背後でカバー。
担任のYIさんより、・YRさん:腹が出なくなった。・SY:首が前に出なくなった。
・手を振らないで歩くように。真っ直ぐ中段の姿勢で歩く。視点と後頭部の傾きの関係を指摘された。Sさんが 木刀を構えて一本歯の高下駄で歩く。担任のYIさんが、一本歯の高下駄で 木刀による色々な型を示す。結局、一番押さえるべき基本はロッキング・チェアである。(抜粋終了)
先日の東雲道場の稽古中に、一本歯の下駄を履かせて頂きました。なかなか面白かったです。皆さんが相対稽古をされている間を、縫うようにして歩法を試してみたのですが、勝手に姿勢やバランス感覚が調整されるので、よく出来ていると感じました。
そして稽古では、頭上・鎖骨・丹田と、杖を持つ高さを変えてロッキングチェアーをしてみました。
肩胛骨の開き方と骨盤及び仙腸関節の締めを実感してから、七刀の杖バージョンで、仙腸関節と鼠径部の使い方を検証して頂けたのではないでしょうか。
東雲道場には、武具は勿論のこと、天秤棒から一本歯の下駄まで用意されています。私も初めて使う道具を、どのように使って感覚をよくするか、毎回アドリブでやらせて頂いています。本当に楽しいです。
前回の稽古では特に、一本歯の下駄と逮捕術用の警杖が、印象に残りました。
東雲道場での稽古も来月から2年目に入ります。IYさん考案の七刀が、非常に良く出来ているので、杖バージョンも加えて、歩法や相対稽古の準備用練功法として練り上げて頂きたいと思います。
☆リンク先で更新された記事
◆七刀から学ぶ(杖バージョン)
模擬刀の相対稽古
模擬刀で入れる付ける抜く(切る前後 袈裟)
微妙な手の内の感覚や体内感覚を養う
圧を床に流さずに溜めてから圧縮し呼吸の隙間で緩めて行く所へ行く
意識の使い方(奥行)
大椎と分け目の張り
杖で相対稽古
繰付
両手で緩みを取る
肘の位置注意!!
緩みを取り仙腸関節で動く
股関節で吸い込み仙腸関節で切る
薙刀で相対稽古
距離感
撓り
より繊細に緩みを取る
杖と薙刀の得手不得手
杖は剣になり槍になり薙刀になる
#くぼけんです。
足の指の関節をもっと深く使わないといけない事や右肘の変な開き癖も発見出来て良かったです。
繰付で緩みを取ってから仙腸関節で動くはそのまんま治療です。
杖や木刀の芯をとらえる様に身体の芯を捕えるまで丁寧に緩みを取ると、しつこく伸展に付いていく事が出来て自然に最後はゼロに戻っています。
そして、まさか模擬刀で相対稽古が出来るとは思いませんでした。
出来ない事をどうすれば出来るか工夫する大切さも学びました。
お陰様で3連続の講習や稽古が繋がりました有難うございました。
◆「ミーアキャット師匠」
ひょこっと「前へ上へ」立ち、物見する姿が滑稽かつ、凄い。
私はミーアキャット師匠と呼んでいます。
ちょっとぽっこりお腹を出し気味ですが(笑)、
立ち上がる際の「全身のバランスや伸び」、「視線」がとても興味深いです。
師匠は人懐っこく、最近では、日本でもペットとして飼われることもある様です。
by centeringkokyu
| 2014-11-11 08:42
| 合気観照塾