2014年 09月 19日
吸い込み |
☆リンク先で更新された記事
◆9/7稽古感想
SYさんからの稽古感想です。
007は二度死にますが、高齢者は3度死にます。社会死(退職)、生活死(要介護)、身体死(80歳)です。
周辺で生活死の人たちを多く見ており、これをパスする目的で本年1月観照塾・東雲道場の門を叩きました。しかし、69歳の初心者が超人の楽隠居さん(K先生)の授業と初心者向き稽古での補習を設けて頂きました。補習担任はIYさん。
今回は2回目で前半は復習を兼ねた内容で脱力、剣の照準と人中路を稽古しました。
なんとか授業についていけそうかなーという感じでした。
後半はこれまた、初めて目にする世界ばかりでした。
その内容を理解できる範囲で述べてみます。(中略)
3.吸い込み
・ 床に身体を寝かせた状態で、腹式呼吸で息を吸って、お腹に空気を入れる。
・ このとき、床と背中の間が埋まる。これを上に吸い上げると、再び 空間ができる
。
・ 立った状態で これを行なうと、丹田がどうなるかというと、こうなる。このまま
Q:丹田の裏が命門ですか?
A:ちがう。へその裏辺りが命門。
・ 先程は、吸って、息を止めて、上に吸い上げると同時に手を上げた。
・ 今度は手はそのままで、脱力をして、お腹に空気を入れ それを上に吸い上げるときに手を挙げる。
・ 前回と今回の前半で「呼吸と動作を合わせる」というのを、2回に渡って行った。
・ 今回は、呼吸と動作は合わすのだが「圧力を体内で操作する」というやり方。
やり方が進化している。
・ 先程 行った「吸い込み」が何になるのかというと、合気で、例えば、今は相手に「持ってもらっている」だけだが、今度は相手に「押してもらう」。
そうすると圧力をかけて押され気味これを、この状態から相手に押されている圧力をバランスを変える。
(実際に、IYさんの丹田の辺りを触っているとよく分る)
・ これが「吸い込み」である。脱力、吸い込みの「吸い込み」である。
相手の圧力をここ(丹田)に吸い込むことである。これが 何に繋がるかというと、
・ 相手が10Kgで押してくる。こちらも10Kgで押し返す。この10Kgを身体でとるのか、それとも「動くもの」でとるのか、その違いである。
・ 動くものとは「圧力」である。相手のバランスを崩す。これが「吸い込み」に繋がる。
・ 今、行っているのは「息と同時に動作をする」の次の段階である。お腹に圧力を
貯めて、それをそれによって相手のバランスを変えて技にもっていく。
参照1:合気とりあえず理論 大阪同好会 五周年記念誌(1992年発行)
・自然体で真直ぐに立つ。
・相手を飛んでくるボールだとイメージして、攻めてきた手や身体を受け取るような感じで、相手の力を吸収する。『吸い込み』
・相手との接点の力を瞬間に抜くことによって、相手の体軸をずらす。『吸い込み』
・相手が攻めてきた力を、接点から順に、身体の各部分の力を抜きながら、身体の中を通して、足の裏まで導く。『吸い込み』
・足の裏で地面に加えた力の反作用を、股関節まで導く。
・ヘソとその裏にある命門を直径とする球体が、腹部にあるとイメージして、命門を開き丹田と命門にかかる圧力が同量になるようにする。(これは、相手に手首を捕まれた瞬間に力を抜き、その位 置を動かさずに、あたかも朝顔の花が音もなく開くごとく手を開くのと、同じ原理である。)
参照2:チェックポイントの解説? 後半
☆レベル6(命門)(股関節・膝)(虚実)(立て替え)(体で行なう、大きな引きと攻め。)(イメージ)
臍と命門を直径とする球が自由に動き、その動きが、背骨を下から順番に動かし、胸・肩・腕を通り、相手との接点を通して相手に伝わる。
◎腹部の球は、股関節と膝も使って動かす。
◎筋肉にも、虚の部分と実の部分を意識的に創りだし、力を伝えていく。
◎自分の中心軸は保ち、どんでん返しの戸のように、カラリと立て替える。
◎全身の骨・筋肉を正確に動かし、力が相手に伝わっていく状態をイメージする。
※命門と丹田に関しては、「036五輪の書抜粋」に書かれている、「くさびをしむる事」や肥田式強健術の「腰腹同量」という言葉が参考になりました。
筋肉の虚と実の部分を創るというのは、増永指圧のゾルとゲルでの伝達という説明を意識しています。
「立て替え」というのは、「引きと攻め」でも有るわけです。ここでは、中心軸を保つことが強調されています。
光は波か粒子かという議論もありますように、力が伝われば良いわけで、伝達の理論が先に有るわけではありません。
力が相手に伝わっていくイメージが出来るためには、少なくとも自分の体の中を正確に力を伝える事ができないといけません。その為には、フェルデンクライス身体訓練法をやるのが一番良いと考えています。フェルデンクライス関連の配付資料(009/093/101)をご覧下さい。参考までに、ロルフィング「079筋膜バランス」に関してもご一読ください。
◆9/7稽古感想
SYさんからの稽古感想です。
007は二度死にますが、高齢者は3度死にます。社会死(退職)、生活死(要介護)、身体死(80歳)です。
周辺で生活死の人たちを多く見ており、これをパスする目的で本年1月観照塾・東雲道場の門を叩きました。しかし、69歳の初心者が超人の楽隠居さん(K先生)の授業と初心者向き稽古での補習を設けて頂きました。補習担任はIYさん。
今回は2回目で前半は復習を兼ねた内容で脱力、剣の照準と人中路を稽古しました。
なんとか授業についていけそうかなーという感じでした。
後半はこれまた、初めて目にする世界ばかりでした。
その内容を理解できる範囲で述べてみます。(中略)
3.吸い込み
・ 床に身体を寝かせた状態で、腹式呼吸で息を吸って、お腹に空気を入れる。
・ このとき、床と背中の間が埋まる。これを上に吸い上げると、再び 空間ができる
。
・ 立った状態で これを行なうと、丹田がどうなるかというと、こうなる。このまま
Q:丹田の裏が命門ですか?
A:ちがう。へその裏辺りが命門。
・ 先程は、吸って、息を止めて、上に吸い上げると同時に手を上げた。
・ 今度は手はそのままで、脱力をして、お腹に空気を入れ それを上に吸い上げるときに手を挙げる。
・ 前回と今回の前半で「呼吸と動作を合わせる」というのを、2回に渡って行った。
・ 今回は、呼吸と動作は合わすのだが「圧力を体内で操作する」というやり方。
やり方が進化している。
・ 先程 行った「吸い込み」が何になるのかというと、合気で、例えば、今は相手に「持ってもらっている」だけだが、今度は相手に「押してもらう」。
そうすると圧力をかけて押され気味これを、この状態から相手に押されている圧力をバランスを変える。
(実際に、IYさんの丹田の辺りを触っているとよく分る)
・ これが「吸い込み」である。脱力、吸い込みの「吸い込み」である。
相手の圧力をここ(丹田)に吸い込むことである。これが 何に繋がるかというと、
・ 相手が10Kgで押してくる。こちらも10Kgで押し返す。この10Kgを身体でとるのか、それとも「動くもの」でとるのか、その違いである。
・ 動くものとは「圧力」である。相手のバランスを崩す。これが「吸い込み」に繋がる。
・ 今、行っているのは「息と同時に動作をする」の次の段階である。お腹に圧力を
貯めて、それをそれによって相手のバランスを変えて技にもっていく。
参照1:合気とりあえず理論 大阪同好会 五周年記念誌(1992年発行)
・自然体で真直ぐに立つ。
・相手を飛んでくるボールだとイメージして、攻めてきた手や身体を受け取るような感じで、相手の力を吸収する。『吸い込み』
・相手との接点の力を瞬間に抜くことによって、相手の体軸をずらす。『吸い込み』
・相手が攻めてきた力を、接点から順に、身体の各部分の力を抜きながら、身体の中を通して、足の裏まで導く。『吸い込み』
・足の裏で地面に加えた力の反作用を、股関節まで導く。
・ヘソとその裏にある命門を直径とする球体が、腹部にあるとイメージして、命門を開き丹田と命門にかかる圧力が同量になるようにする。(これは、相手に手首を捕まれた瞬間に力を抜き、その位 置を動かさずに、あたかも朝顔の花が音もなく開くごとく手を開くのと、同じ原理である。)
参照2:チェックポイントの解説? 後半
☆レベル6(命門)(股関節・膝)(虚実)(立て替え)(体で行なう、大きな引きと攻め。)(イメージ)
臍と命門を直径とする球が自由に動き、その動きが、背骨を下から順番に動かし、胸・肩・腕を通り、相手との接点を通して相手に伝わる。
◎腹部の球は、股関節と膝も使って動かす。
◎筋肉にも、虚の部分と実の部分を意識的に創りだし、力を伝えていく。
◎自分の中心軸は保ち、どんでん返しの戸のように、カラリと立て替える。
◎全身の骨・筋肉を正確に動かし、力が相手に伝わっていく状態をイメージする。
※命門と丹田に関しては、「036五輪の書抜粋」に書かれている、「くさびをしむる事」や肥田式強健術の「腰腹同量」という言葉が参考になりました。
筋肉の虚と実の部分を創るというのは、増永指圧のゾルとゲルでの伝達という説明を意識しています。
「立て替え」というのは、「引きと攻め」でも有るわけです。ここでは、中心軸を保つことが強調されています。
光は波か粒子かという議論もありますように、力が伝われば良いわけで、伝達の理論が先に有るわけではありません。
力が相手に伝わっていくイメージが出来るためには、少なくとも自分の体の中を正確に力を伝える事ができないといけません。その為には、フェルデンクライス身体訓練法をやるのが一番良いと考えています。フェルデンクライス関連の配付資料(009/093/101)をご覧下さい。参考までに、ロルフィング「079筋膜バランス」に関してもご一読ください。
by centeringkokyu
| 2014-09-19 08:12
| 合気観照塾