2014年 04月 01日
合気探訪 |
いよいよ4月になりました。今月からは、「合気の身体になれるかもしれない体操」です。
この体操の原型を作ったのは、1988年です。1987年4月に大東流合気柔術六方会大阪同好会の稽古が始まりましたから、その一年後ぐらいだったと思います。
・自分の身体の使い方を検証しなおすより
六方会に所属している間には、勝手な事をしていると言われた「六方会とは無関係な体操」は、退会覚悟で「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前にして復活させたのですが、歩法・太極棒・剣術は、六方会の稽古前に、有志の方達とひっそり?稽古していたわけです。
合気観照塾になってから、年間カリキュラムとして正式にそれらを取り入れたのですが、取り組み方は毎年変わってきたはずです。まぁ~私が試行錯誤していたからなんですが、この途中経過を皆さんにご理解頂くのは、難しいと思っています。
ところで、このところ皆さんが、各自のブログの中で書いて下さっている内容が、非常に面白くなってきましたし、自分で自分の身体の使い方を検証しようという姿勢が明確になってきたような気がしています。
これは、本当に有り難いことです。
観照塾の会員が、ほとんど治療家だとということも大きな要因なんでしょうねぇ~
私が正しい事を教えられる筈もないので、私の言うことは信用しないで、自分の感覚を信じて、色々と試してみるということを楽しんでいただきたいと願っています。(引用終了)
今月からは、予告通り「合気短棒」の稽古もしようと思っています。
そこで、過去記事の再掲載になりますが、私の「合気探訪」ということで、大東流合気柔術六方会の大阪支部と東京本部が発行した記念誌に、私が投稿した記事などから抜粋してご紹介します。
・合気とりあえず理論 大阪同好会 五周年記念誌(1992年発行)
私が最初にこだわったのは、円運動でした。とりあえず身体で円を描く、それも出来る限り大きな円を描く。その事によって、中心軸がずれようと、お尻が出ようと気にしませんでした。当然技も効きませんでした。しかし、大きな円運動を繰り返す事で、『丸い呼吸』と『振り子のリズム』を身体に覚えさせる事が出来たと思います。そして、大きな動きをする事で、踵からの力が、相手に伝わって行く様子がよく解り、『イメージ』も使いやすくなりました。
それから、少しずつ円を小さくして、幾つもの円をつなげて切れないように注意して、自分の中心軸も崩さないで、『引きと攻め』で相手との接点の『弛みを取り』続ける。そうする事によって、相手の中心軸をずらせるが、自分の中心軸はしっかりと守る。そのためには、歩幅を大きくしないで、小股で相手の動きに着いていく。
以上のような必要条件を満たす事を目標として、稽古を続けてきた訳です。そして、自分なりに、ある程度は必要条件を満たせる様になってきた頃から、瞬間に合気を入れる技の稽古を始めました。しかし、どうしても力が入って、直線的な技になってしまうので、初心にかえって、瞬間に力を抜いてから攻める、吸収系の技を稽古して『吸い込み』の時間を無限小にすることによって、攻める技に転換する方が、かえって一番大切な『円運動』が正確に行える筈だと考えました。
・緊張について 本部15周年記念誌(1995年発行)
日本の古流武術の型稽古では、先輩が後輩のレベルに合わせた攻撃をしかけ、後輩はそれに勝つことによって、その流派の大切な技を徐々に身につけて行ったようです。ですから、あるレベル以上にならないと、後輩の指導や自由乱取りは許されなかったそうです。大東流では、最大限の緊張と弛緩を瞬時に行なうことも大切ですから、緊張し続けると技にはならないわけです。緊張してから弛緩するか、弛緩してから緊張するか、それが問題です。
大阪の漫才では、一人がツッコミ、他の一人がボケるという役割になっています。ボケとツッコミの掛け合いが面白いわけです。ところが、一般の大阪人の中には、一人ツッコミ一人ボケという特技を持った人が生息しているようです。一人で両方の役をして笑いをとるわけです。これは、きっと大東流の奥義に通じるのではないかと思います。一人ツッコミ一人ボケの研究をなさりたい方は是非大阪に稽古にお越し下さい。ただし、真面目なだけで、冗談のわからない方には無駄になりますのでお薦めは致しかねます。
・陰主陽従 大阪支部十周年記念誌(1997年発行)
ここで、合気を修得する上で私が注意している事について、少し書かせて頂きます。先生が何時も言われることに、「右に回すときは、左の方から。左に回すときは、右の方から。」というのが有ります。これは、円運動をすることなのですが、私はもう少し広い意味で考えています。
力を入れる為には、力を完全に抜く。
接点を意識する為には、全体を意識する。
速く動く為には、ゆっくり動く。
小さく動く為には、大きく正確に動く。
上体の力を抜く為には、下体をしっかりさせる。
このように、或る目的を達成するためには、その目的とは一見相反すると思われることから始める方が、正確にその目的に達する事が出来るのではないかと考えている訳です。
これを別の表現をすると、よくめだつ陽の事象にばかり目を向けないで、比較的見えにくい陰の事象に目を向けると言うことになると思われます。むしろ、陰を主に注意することで、陰陽の両方が見えて来ると考えてもよいのではないでしょうか。
・味わいそして工夫 本部20周年記念誌(2000年発行)
さて、他の支部でも同じだと思いますが、大阪の場合は先生の講習会以外に正確な合気を味わう機会は有りません。先生のように技を掛けられる会員がいませんので、普段の稽古で、「懸かり稽古」だけを続ける事は出来ませんでした。無理矢理「懸かり稽古」を続けても、疑問や、互助の精神で倒れてあげているという不満しか残らなかったのです。疑問を少しでも解決するためには、ゆっくり正確に動いて、お互いにチェックし合うしか有りませんが、ゆっくり動いているとリズムがなくなります。ですから、一定のリズムで動いている中で、チェックし合えるような稽古をする必要が有ると考えました。
そこで、力が連動して体の中を通っていく事を体感し、呼吸に合わせて一定のリズムで動けるようになる為に、気功をアレンジした体操を作りました。更に、普段の稽古時間の前には、K用さんから教えて頂いた歩法や、剣術も少しずつ稽古しています。会員の中には、K野は関係ないことをしているとの批判の声もあるようですが、自分の時間は、出来る限り色々な事に挑戦してみるつもりです。勿論、目標はOS先生の境地に少しでも近づくことなのですから。
・私の履歴書 Vol.3 大阪支部15周年記念誌(2002年発行)
OO会では、O嶋さんが中心になって稽古を始めてから二年目には、私が体操を考案しました。OS先生にもご了解を得ていたつもりだったのですが、OO会にはないことをしているという批判が、何故か東京の先輩からあったようですので、私が連絡係になってからは、体操をしないようにしました。
しかし、五周年を迎える頃だったと思うのですが、初期に参加してくださっていた、Tさんが、久しぶりに見に来てくださいまして、「皆さん円運動が出来ていませんよ。」と指摘してくださったのです。そこで、例の如く「もし再び批判が出れば、私が退会すれば済むことだし、大阪の皆さんの支持が無くなれば辞めるのだから、辞めるまでは思った通りのことをしよう。」と気楽に考え、「OO会とは無関係な体操」という名前にして、稽古に取り入れる事にしたのです。しかし、新入会員に、何故無関係なのかを説明するのが、面倒になってきましたし、体操が目差すところは、大阪支部内では、理解されてきましたので、5年ほど前からは「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前に替えています。
・自己流合気への道?
稽古を続ける過程で、愚鈍な私には、岡本先生が教えて下さるようには、どうしても出来ませんでしたので、役に立ちそうな事は、何でも取り入れて稽古してきました。しかし、その事で、ここ数年は、古い会員さんから、「ほとんど六方会では無くなっていますね。」とのご意見も出てきた程でした。
しかし、逆に私としては、稽古が楽しくて仕方がなくなってきました。自分の身体が少しずつ変化するに従って、考え方やものの見方が変わって来るのが楽しくなったのです。勿論、このまま好き勝手な稽古を続けていると、六方会としてのけじめが付かなくなる事にも気付いていました。ですから、ここ数年は、退会するべき時期のことが、常に念頭から離れませんでした。(以下省略)
実際に自分の方向性がはっきりしてきたのは、六方会を退会してからでした。武術だという事や岡本先生の説明に、一切囚われる必要がなくなったと感じてから、本当に自己流合気探究に邁進することができるようになったと実感しています。
☆リンク先で更新された記事
◆稽古報告
・治療に入る前の体の使い方
→普段、稽古していることがどう患者さんの脱力に影響しているか検証
→手でやるのと西江水(丹田)から動くのと、どう違いがでるか?
・お互いに治療してみて検証していく
→普段の癖や改善点に気づくためにやってみました
→やり方やK野先生に習っていることの表現や精度の違いはあるが、それぞれ結果を出せていけば良い
→正解も不正解もないということを確認
・体内操作や剣、太極棒などと治療について
→観照塾の稽古と治療の共通項とそれをどう活かすか?について検証
・弛みの取り方、接点を点でとり自由にコントロールする
→ここの精度を高めると普段の体内操作が、もっと治療に活きてくると感じたので確認-練習をしました
◆肉体改造レポート
*4.1 今日、山で気功の練習していたら、おっちゃんが、Kiroroの「未来へ」のサビの部分を繰り返し繰り返し全開で唄いながら山道を歩いてた。そして俺の存在に気付き、唄うのを急に止めた。これアメリカやったら銃撃戦になっとんちゃうんか
【法螺 足元を見てごらん 舞えを見てごらん それが貴方の美来? :楽隠居】
◆ようやく春!
エネルギー(陰血)不足の人は、春夏に陽のエネルギーが増す頃に、症状が悪化しやすく、秋冬の陰のエネルギーが増す頃は調子がいい
ということです。
エネルギーを蓄えるべきの秋冬に、過労や不養生によって、エネルギーの消耗が顕著が方にとっては、この春の暖かさが余計に辛くなりやすいんですね。
花粉症、耳鳴、めまい、じんましん、気分の抑鬱感などの症状がこの時期に多く出てくる根底には、こういった要因があります。
漢方理論に基づく鍼灸にはこういった症状に対して、非常に有効です。
春になって、「ちょっと体調がおかしいな~」とお感じの方は、漢方的な鍼灸が非常に有効であることを頭の片隅にいれて頂ければ幸いです。
◆循環五指
最初に、治療に入る前段階が如何に大切かを教えて頂きました。
相手の中心と自分の中心を合わせてから近付くことで、身のこなしが変化し、受ける側の安心感も大きく異なることを体感しました。
接する際も、手からではなく、体幹から近付き、丹田から広がる呼吸を伝えるように行ないました。
相手の周りの空気を意識しながら接していくことで、心身の無意識の緊張が起こることなく触れられることを学びました。
リラックスしながら施術を受けて頂くために、治療院の空間創りから始まり、一つ一つの行動における心遣いが如何に大切かを感じました。
それから、姿勢や動作を評価し、どういった方向からアプローチするか、空間に補助線を引きました。
【脱帽です! :楽隠居】
この体操の原型を作ったのは、1988年です。1987年4月に大東流合気柔術六方会大阪同好会の稽古が始まりましたから、その一年後ぐらいだったと思います。
・自分の身体の使い方を検証しなおすより
六方会に所属している間には、勝手な事をしていると言われた「六方会とは無関係な体操」は、退会覚悟で「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前にして復活させたのですが、歩法・太極棒・剣術は、六方会の稽古前に、有志の方達とひっそり?稽古していたわけです。
合気観照塾になってから、年間カリキュラムとして正式にそれらを取り入れたのですが、取り組み方は毎年変わってきたはずです。まぁ~私が試行錯誤していたからなんですが、この途中経過を皆さんにご理解頂くのは、難しいと思っています。
ところで、このところ皆さんが、各自のブログの中で書いて下さっている内容が、非常に面白くなってきましたし、自分で自分の身体の使い方を検証しようという姿勢が明確になってきたような気がしています。
これは、本当に有り難いことです。
観照塾の会員が、ほとんど治療家だとということも大きな要因なんでしょうねぇ~
私が正しい事を教えられる筈もないので、私の言うことは信用しないで、自分の感覚を信じて、色々と試してみるということを楽しんでいただきたいと願っています。(引用終了)
今月からは、予告通り「合気短棒」の稽古もしようと思っています。
そこで、過去記事の再掲載になりますが、私の「合気探訪」ということで、大東流合気柔術六方会の大阪支部と東京本部が発行した記念誌に、私が投稿した記事などから抜粋してご紹介します。
・合気とりあえず理論 大阪同好会 五周年記念誌(1992年発行)
私が最初にこだわったのは、円運動でした。とりあえず身体で円を描く、それも出来る限り大きな円を描く。その事によって、中心軸がずれようと、お尻が出ようと気にしませんでした。当然技も効きませんでした。しかし、大きな円運動を繰り返す事で、『丸い呼吸』と『振り子のリズム』を身体に覚えさせる事が出来たと思います。そして、大きな動きをする事で、踵からの力が、相手に伝わって行く様子がよく解り、『イメージ』も使いやすくなりました。
それから、少しずつ円を小さくして、幾つもの円をつなげて切れないように注意して、自分の中心軸も崩さないで、『引きと攻め』で相手との接点の『弛みを取り』続ける。そうする事によって、相手の中心軸をずらせるが、自分の中心軸はしっかりと守る。そのためには、歩幅を大きくしないで、小股で相手の動きに着いていく。
以上のような必要条件を満たす事を目標として、稽古を続けてきた訳です。そして、自分なりに、ある程度は必要条件を満たせる様になってきた頃から、瞬間に合気を入れる技の稽古を始めました。しかし、どうしても力が入って、直線的な技になってしまうので、初心にかえって、瞬間に力を抜いてから攻める、吸収系の技を稽古して『吸い込み』の時間を無限小にすることによって、攻める技に転換する方が、かえって一番大切な『円運動』が正確に行える筈だと考えました。
・緊張について 本部15周年記念誌(1995年発行)
日本の古流武術の型稽古では、先輩が後輩のレベルに合わせた攻撃をしかけ、後輩はそれに勝つことによって、その流派の大切な技を徐々に身につけて行ったようです。ですから、あるレベル以上にならないと、後輩の指導や自由乱取りは許されなかったそうです。大東流では、最大限の緊張と弛緩を瞬時に行なうことも大切ですから、緊張し続けると技にはならないわけです。緊張してから弛緩するか、弛緩してから緊張するか、それが問題です。
大阪の漫才では、一人がツッコミ、他の一人がボケるという役割になっています。ボケとツッコミの掛け合いが面白いわけです。ところが、一般の大阪人の中には、一人ツッコミ一人ボケという特技を持った人が生息しているようです。一人で両方の役をして笑いをとるわけです。これは、きっと大東流の奥義に通じるのではないかと思います。一人ツッコミ一人ボケの研究をなさりたい方は是非大阪に稽古にお越し下さい。ただし、真面目なだけで、冗談のわからない方には無駄になりますのでお薦めは致しかねます。
・陰主陽従 大阪支部十周年記念誌(1997年発行)
ここで、合気を修得する上で私が注意している事について、少し書かせて頂きます。先生が何時も言われることに、「右に回すときは、左の方から。左に回すときは、右の方から。」というのが有ります。これは、円運動をすることなのですが、私はもう少し広い意味で考えています。
力を入れる為には、力を完全に抜く。
接点を意識する為には、全体を意識する。
速く動く為には、ゆっくり動く。
小さく動く為には、大きく正確に動く。
上体の力を抜く為には、下体をしっかりさせる。
このように、或る目的を達成するためには、その目的とは一見相反すると思われることから始める方が、正確にその目的に達する事が出来るのではないかと考えている訳です。
これを別の表現をすると、よくめだつ陽の事象にばかり目を向けないで、比較的見えにくい陰の事象に目を向けると言うことになると思われます。むしろ、陰を主に注意することで、陰陽の両方が見えて来ると考えてもよいのではないでしょうか。
・味わいそして工夫 本部20周年記念誌(2000年発行)
さて、他の支部でも同じだと思いますが、大阪の場合は先生の講習会以外に正確な合気を味わう機会は有りません。先生のように技を掛けられる会員がいませんので、普段の稽古で、「懸かり稽古」だけを続ける事は出来ませんでした。無理矢理「懸かり稽古」を続けても、疑問や、互助の精神で倒れてあげているという不満しか残らなかったのです。疑問を少しでも解決するためには、ゆっくり正確に動いて、お互いにチェックし合うしか有りませんが、ゆっくり動いているとリズムがなくなります。ですから、一定のリズムで動いている中で、チェックし合えるような稽古をする必要が有ると考えました。
そこで、力が連動して体の中を通っていく事を体感し、呼吸に合わせて一定のリズムで動けるようになる為に、気功をアレンジした体操を作りました。更に、普段の稽古時間の前には、K用さんから教えて頂いた歩法や、剣術も少しずつ稽古しています。会員の中には、K野は関係ないことをしているとの批判の声もあるようですが、自分の時間は、出来る限り色々な事に挑戦してみるつもりです。勿論、目標はOS先生の境地に少しでも近づくことなのですから。
・私の履歴書 Vol.3 大阪支部15周年記念誌(2002年発行)
OO会では、O嶋さんが中心になって稽古を始めてから二年目には、私が体操を考案しました。OS先生にもご了解を得ていたつもりだったのですが、OO会にはないことをしているという批判が、何故か東京の先輩からあったようですので、私が連絡係になってからは、体操をしないようにしました。
しかし、五周年を迎える頃だったと思うのですが、初期に参加してくださっていた、Tさんが、久しぶりに見に来てくださいまして、「皆さん円運動が出来ていませんよ。」と指摘してくださったのです。そこで、例の如く「もし再び批判が出れば、私が退会すれば済むことだし、大阪の皆さんの支持が無くなれば辞めるのだから、辞めるまでは思った通りのことをしよう。」と気楽に考え、「OO会とは無関係な体操」という名前にして、稽古に取り入れる事にしたのです。しかし、新入会員に、何故無関係なのかを説明するのが、面倒になってきましたし、体操が目差すところは、大阪支部内では、理解されてきましたので、5年ほど前からは「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前に替えています。
・自己流合気への道?
稽古を続ける過程で、愚鈍な私には、岡本先生が教えて下さるようには、どうしても出来ませんでしたので、役に立ちそうな事は、何でも取り入れて稽古してきました。しかし、その事で、ここ数年は、古い会員さんから、「ほとんど六方会では無くなっていますね。」とのご意見も出てきた程でした。
しかし、逆に私としては、稽古が楽しくて仕方がなくなってきました。自分の身体が少しずつ変化するに従って、考え方やものの見方が変わって来るのが楽しくなったのです。勿論、このまま好き勝手な稽古を続けていると、六方会としてのけじめが付かなくなる事にも気付いていました。ですから、ここ数年は、退会するべき時期のことが、常に念頭から離れませんでした。(以下省略)
実際に自分の方向性がはっきりしてきたのは、六方会を退会してからでした。武術だという事や岡本先生の説明に、一切囚われる必要がなくなったと感じてから、本当に自己流合気探究に邁進することができるようになったと実感しています。
☆リンク先で更新された記事
◆稽古報告
・治療に入る前の体の使い方
→普段、稽古していることがどう患者さんの脱力に影響しているか検証
→手でやるのと西江水(丹田)から動くのと、どう違いがでるか?
・お互いに治療してみて検証していく
→普段の癖や改善点に気づくためにやってみました
→やり方やK野先生に習っていることの表現や精度の違いはあるが、それぞれ結果を出せていけば良い
→正解も不正解もないということを確認
・体内操作や剣、太極棒などと治療について
→観照塾の稽古と治療の共通項とそれをどう活かすか?について検証
・弛みの取り方、接点を点でとり自由にコントロールする
→ここの精度を高めると普段の体内操作が、もっと治療に活きてくると感じたので確認-練習をしました
◆肉体改造レポート
*4.1 今日、山で気功の練習していたら、おっちゃんが、Kiroroの「未来へ」のサビの部分を繰り返し繰り返し全開で唄いながら山道を歩いてた。そして俺の存在に気付き、唄うのを急に止めた。これアメリカやったら銃撃戦になっとんちゃうんか
【法螺 足元を見てごらん 舞えを見てごらん それが貴方の美来? :楽隠居】
◆ようやく春!
エネルギー(陰血)不足の人は、春夏に陽のエネルギーが増す頃に、症状が悪化しやすく、秋冬の陰のエネルギーが増す頃は調子がいい
ということです。
エネルギーを蓄えるべきの秋冬に、過労や不養生によって、エネルギーの消耗が顕著が方にとっては、この春の暖かさが余計に辛くなりやすいんですね。
花粉症、耳鳴、めまい、じんましん、気分の抑鬱感などの症状がこの時期に多く出てくる根底には、こういった要因があります。
漢方理論に基づく鍼灸にはこういった症状に対して、非常に有効です。
春になって、「ちょっと体調がおかしいな~」とお感じの方は、漢方的な鍼灸が非常に有効であることを頭の片隅にいれて頂ければ幸いです。
◆循環五指
最初に、治療に入る前段階が如何に大切かを教えて頂きました。
相手の中心と自分の中心を合わせてから近付くことで、身のこなしが変化し、受ける側の安心感も大きく異なることを体感しました。
接する際も、手からではなく、体幹から近付き、丹田から広がる呼吸を伝えるように行ないました。
相手の周りの空気を意識しながら接していくことで、心身の無意識の緊張が起こることなく触れられることを学びました。
リラックスしながら施術を受けて頂くために、治療院の空間創りから始まり、一つ一つの行動における心遣いが如何に大切かを感じました。
それから、姿勢や動作を評価し、どういった方向からアプローチするか、空間に補助線を引きました。
【脱帽です! :楽隠居】
by centeringkokyu
| 2014-04-01 21:57
| 合気観照塾