2014年 02月 23日
呼吸に伴う流れ |
☆リンク先で更新された記事
◆観照塾 26・2・22
行くと見せかけて、相手に先に動かせる。
動作というより雰囲気で、行く感じを出す。
『緩急』『弛緩と緊張』、などの波。その流れの中で、雰囲気を出す。
緊張と言っても、力を入れる緊張でない。
相手は、身体が感じているから、先に動いてしまう。
『波』があるので、反応が現れる。
笑いも生まれる。
◆保障しながら色を見せる
今週の稽古は付ける拍子の大切さを改めて感じ保障をしながら色を見せるので動ける事が良く解りました。
恥骨で薄筋を効かせ、坐骨の寄せで張りを作り、股関節の深みを作る事を意識しながら稽古すると横隔膜を下げずに動ける事も感じました。
◆観照文72
昨日の観照塾では、剣術の動作の中の流れを感じました。
体幹を締めながら内部を伸ばすことで剣を上げ、その姿勢でのバランスを観察しました。
お互いが雷刀に構えた状態で、肩の力を抜き、鎖骨を弛めると剣を振り下ろせる間際まで動きを見せました。
そうした変化が、相手の動きを誘う切っ掛けとなり、相手が動き始めた直後にタイミングを合わせて攻められることを学びました。(中略)
動作を上げて下ろしてといった区切りで考えずに、呼吸に伴う流れとして、変わり続けられる状態を目指すことの大切さを教えて頂きました。
段階に分けて動作を行なってしまっていることが多いことに気付けましたので、稽古の発想を変えていきたいと思います。
#楽隠居です
前回の観照塾では、相手の攻撃の種類に係わらずに動けるようになる可能性を感じていただけるような稽古にしたつもりです。
元ネタに関しては、参照に抜粋しておきましたので、ご一読頂きたいと思います。
参照1:基礎の重視と日常からの鍛練
武蔵が術の基礎として、「身なり」以下、からだの備えを詳しく論ずるのは、最初にからだの備えが「生」きたものでなければ、いくら太刀遣いを稽古しても、途中で動きが切れて止まったり、ぎくしゃくしたりして、太刀を自由に遣えないからである。そして後述するように、太刀遣いでも動きのつながりが大切だからであろう。
日本の武道のみならず、芸道でも、稽古の最初に、肩の力を抜き、全身一体で動けるように、基本となる身構えが重視され、厳しく教えられているが、武蔵ほど詳しく丹念に論じた者はいないのではないか。
そして「心持」にしても、「身なり」や「目付」にしても、いずれも日常生活から心掛け、鍛練すべきことを説いている。「身なり」の条は、「惣而(そうじて)兵法の身におゐて、常の身を兵法の身とし、兵法の身をつねの身とする事肝要也」と締め括られている。これだけでは短いのでわかりにくいが、『兵法書付』では「身にひづみのなきやうにあるべし。常よりも兵法の身なりにして、敵にあひ俄(にわか)に身がまへなきやうに心へすべきもの也」と述べていた。このように敵に出会っても慌てることのないよう、日常から隙のないように注意していなければならないのである。
参照2:型ができる以前を考える
勢法(型)を覚えるだけではなく、先人が我々に何を稽古させる為にこの勢法を作ったのだろうかと考えるのも楽しいです。そして、その考えもある時ころっと変わってしまうかもしれません。型が一番先にあったはずはない。そのことだけは確かですから・・・
参照3:奪刀法
初心者がまず身につけなくてはならないのが「身勢」であるが、これには「相懸け」が最も有効であり、主に「蝉翼刀逆相架返」の勢法にて修練する。
この相懸けで身勢を作りつつ「無刀」の「間合」を自然に身につけるようにする訳である。すなわち、徐々に相手の柄を取れるまで間合を詰めることを併せて学習する。
次に「相懸け」と同時に、左手にて相手の柄頭を捉え押し上げながらの体捌きを学習する。これは主に「城郭勢逆受取」の勢法で鍛練する。「無刀取」技法の重要な点としては、左右両手で敵の柄頭及び右拳を捉えた後の体捌きと腕の返しであり、また、柄中を握りこれを奪い取ることである。これらについても、「摧雷止打順・逆」「相雷刀打躁来」等の勢法その他で学習することになっている。
◆観照塾 26・2・22
行くと見せかけて、相手に先に動かせる。
動作というより雰囲気で、行く感じを出す。
『緩急』『弛緩と緊張』、などの波。その流れの中で、雰囲気を出す。
緊張と言っても、力を入れる緊張でない。
相手は、身体が感じているから、先に動いてしまう。
『波』があるので、反応が現れる。
笑いも生まれる。
◆保障しながら色を見せる
今週の稽古は付ける拍子の大切さを改めて感じ保障をしながら色を見せるので動ける事が良く解りました。
恥骨で薄筋を効かせ、坐骨の寄せで張りを作り、股関節の深みを作る事を意識しながら稽古すると横隔膜を下げずに動ける事も感じました。
◆観照文72
昨日の観照塾では、剣術の動作の中の流れを感じました。
体幹を締めながら内部を伸ばすことで剣を上げ、その姿勢でのバランスを観察しました。
お互いが雷刀に構えた状態で、肩の力を抜き、鎖骨を弛めると剣を振り下ろせる間際まで動きを見せました。
そうした変化が、相手の動きを誘う切っ掛けとなり、相手が動き始めた直後にタイミングを合わせて攻められることを学びました。(中略)
動作を上げて下ろしてといった区切りで考えずに、呼吸に伴う流れとして、変わり続けられる状態を目指すことの大切さを教えて頂きました。
段階に分けて動作を行なってしまっていることが多いことに気付けましたので、稽古の発想を変えていきたいと思います。
#楽隠居です
前回の観照塾では、相手の攻撃の種類に係わらずに動けるようになる可能性を感じていただけるような稽古にしたつもりです。
元ネタに関しては、参照に抜粋しておきましたので、ご一読頂きたいと思います。
参照1:基礎の重視と日常からの鍛練
武蔵が術の基礎として、「身なり」以下、からだの備えを詳しく論ずるのは、最初にからだの備えが「生」きたものでなければ、いくら太刀遣いを稽古しても、途中で動きが切れて止まったり、ぎくしゃくしたりして、太刀を自由に遣えないからである。そして後述するように、太刀遣いでも動きのつながりが大切だからであろう。
日本の武道のみならず、芸道でも、稽古の最初に、肩の力を抜き、全身一体で動けるように、基本となる身構えが重視され、厳しく教えられているが、武蔵ほど詳しく丹念に論じた者はいないのではないか。
そして「心持」にしても、「身なり」や「目付」にしても、いずれも日常生活から心掛け、鍛練すべきことを説いている。「身なり」の条は、「惣而(そうじて)兵法の身におゐて、常の身を兵法の身とし、兵法の身をつねの身とする事肝要也」と締め括られている。これだけでは短いのでわかりにくいが、『兵法書付』では「身にひづみのなきやうにあるべし。常よりも兵法の身なりにして、敵にあひ俄(にわか)に身がまへなきやうに心へすべきもの也」と述べていた。このように敵に出会っても慌てることのないよう、日常から隙のないように注意していなければならないのである。
参照2:型ができる以前を考える
勢法(型)を覚えるだけではなく、先人が我々に何を稽古させる為にこの勢法を作ったのだろうかと考えるのも楽しいです。そして、その考えもある時ころっと変わってしまうかもしれません。型が一番先にあったはずはない。そのことだけは確かですから・・・
参照3:奪刀法
初心者がまず身につけなくてはならないのが「身勢」であるが、これには「相懸け」が最も有効であり、主に「蝉翼刀逆相架返」の勢法にて修練する。
この相懸けで身勢を作りつつ「無刀」の「間合」を自然に身につけるようにする訳である。すなわち、徐々に相手の柄を取れるまで間合を詰めることを併せて学習する。
次に「相懸け」と同時に、左手にて相手の柄頭を捉え押し上げながらの体捌きを学習する。これは主に「城郭勢逆受取」の勢法で鍛練する。「無刀取」技法の重要な点としては、左右両手で敵の柄頭及び右拳を捉えた後の体捌きと腕の返しであり、また、柄中を握りこれを奪い取ることである。これらについても、「摧雷止打順・逆」「相雷刀打躁来」等の勢法その他で学習することになっている。
by centeringkokyu
| 2014-02-23 09:33
| 合気観照塾