2013年 04月 25日
体内操作の方法は無限で個性的 |
▼自己流合気への道?
合気会から気の研究会を経て、大東流合気柔術六方会に入会した訳ですが、衝撃的でしたねぇ〜、だって技が合気会とも気の研究会とも違ってたんですから・・・
腕を掴んだはずなのに、訳の分からないうちに倒されて固められていたのです。腕が無くなる感じの先輩は、合気会でも気の研究会でもおられましたが、その後の衝撃と崩される速さが、全く違ったのです。しかも自由自在なので、本当に驚きました。動けば技になるというのが、こういう事かと身体で納得させていただきました。
入り身も転換も主に体内操作でやってしまうんだということに気づくまでは、ただただ不思議なだけでした。
岡本正剛先生が説明してくださる通りに技をかけても、実際には技が効かないので、入会5年目ぐらいからは、先生の説明は、ほとんど気にしなくなり、自分の感覚を確かめながら、先生の身体の使い方だけを意識して見るようにしました。そして、自分の為の練功方法を模索しながら組み立て始めたのでした。
▼フワぁ〜っと観れる
触れずに倒す場合には、相手との接点がありませんから普通の合気とは違って、条件反射的要素が多いのではないかと考えられます。観照塾で考えている合気とは、相手との五分五分の状態からこちらが有利になる為の体内操作だということになっていますから、相手との接点を通じて「入れる・付ける・抜く」ということになります。
「引きと攻め」を、電気の直流ではなく交流のようなイメージで行うということも合気観照塾の特徴ではないかと考えています。「流れる・止まる・戻る」という感覚かもしれません。それがセンタリングに通じると考えていますし、身体を調整するときの微妙なテクニックになっています。
そして、相手の動きや反応の微妙な変化に付いていく為のセンサーとして、丹田感覚が重要になるのです。手の感覚が肚と直結して、アクティブ・タッチになるような体内操作が合気につながります。手の内を均一に使うためには、「朝顔の手」の稽古が大切になります。治療家には、親指を使いすぎて肺炎になるような人もおられます。親指は肚につながるとの説もありますので、注意して使うべきではないでしょうか。
▼骨盤時計の要点
・仰臥姿勢での骨盤時計の場合には、膝を曲げる角度・足首・足の指などの使い方に注意して、薄筋を使えるようにします。
・息を吸いながら腰を反らせて、腹筋を伸ばします。
・呼吸の隙間で不要な力を抜いてから、息を吐きながらニュートラルの状態にします。
・息を吸いながら腰を丸めて、床との接点の位置を変えていきます。
この時も、腹筋を出来るだけ弛めておきます。
そうしておかないと、接点の移動が確認しにくくなります。
何といっても、呼吸による体内操作と神経訓練が目的ですからネ!
・動きの中で、身体の中の繋がり方の変化を確認することが大切です。(その為に時計をイメージするのですから)
・骨盤に限らず、身体の様々な部位に時計をイメージして、座標として使います。
・肋骨や頸椎の動きにも注意して下さい。
・時計の大きさや形は任意です。掛け時計・目覚まし時計・腕時計など、いろいろな大きさの時計をイメージすることもあります。
・ダリの「記憶の固執(柔らかい時計)」のように、曲がったりするかもしれませんね!
#楽隠居です
今年、呼吸法中心塾は11年目になりますし、合気観照塾も6月から11年目に入ります。この間、1500回ほどのレッスンをしてきたわけですが、同じ内容を繰り返すことは、殆どありませんでした。だから、何をしているか分かりにくいのだと思いますが、身体が変われば体感できるレベルも変わってきますので、身体を変えることを目的として、レッスンを組み立ててきた積もりです。
センタリング呼吸法では、列と行の設定や、文字の種類と大きさを変えながら、少しずつ全体として統一していくという考え方をしています。部分だけにはこだわらず、全体のレイアウトまでを視野に入れながら、一度に完璧を目指すのではなく、少しずつ変更を積みかさね、心身のバランスや変化の経過をしっかり観照します。
呼吸と動作と意識と視線を、動きの中で一致させたり、少しだけずらしたりする事によって、『左寄せ・右寄せ・中央寄せ』を繰り返しながら、身体全体を『中央寄せ』に統一していくテクニックなのです。
ところで、引っ越しをして1年が過ぎ、やっと落ち着いて字を書く時間が持てるようになりました。しかし、字が上手になる為ではなく、体内操作の感覚を変えるために筆を操作し、その結果が紙の上に現れるということを楽しんでいます。
その場合も同じ字を稽古することはなく、手本・筆・紙を次々と変えながら筆を持つ手の内を工夫するのが楽しいのです。ですから、字は全く上手くなりません!
今月からは、千字文に挑戦しています。三体千字文を臨書しながら行書を書いていても、気分が乗らなければ、突然草書を書き出したり、字の大きさを変えたり、筆を変えたり、時々自分でも何をしようとしているのか分からなくなります。これも老化でしょうか?
しかも、何が書いてあるかは、全く気になりません!
楷書は、息が詰まるような気がしますので、このところ章草【漢字の書体の一。隷書から草書への過渡的な性格をもつ書体。前漢の元帝のとき史游(しゆう)が書いた字書「急就章」の書体から出たものとも、後漢の章帝のとき杜度(とど)が章奏(奏上文)に用いたのが始まりともいう。】にまで興味が移り、鮮于枢 章草千字文で、遊んでいます。
参照1:合気の体内操作法
参照2:合気の身体をつくるために
参照3:合気探究と練功法
参照4:股関節のとらえ / 骨盤の細分化
参照5:気功体験からの発見
参照6:表現が自由で変化も無限
☆リンク先で更新された記事
・太腿の観察
・嬉しいお声が続々届いてます♪
・物トーン
中心塾や観照塾に参加させて頂く中で、様々な道具と触れ合う機会があり、道具から教わることの大切さを学んでいます。
一年間のカリキュラムを通して、同じ道具を用いても、毎年、感じ方が変化することを面白く思っています。
何か道具を持って動作を行なっていると、ふとした瞬間に、その道具に馴染んでもらえたように感じる機会があります。(続きも是非お読みください。——稽古相手は、様々な気づきを与えてくれる最高の道具と言えるかも・・・)
・「たいわ」
合気会から気の研究会を経て、大東流合気柔術六方会に入会した訳ですが、衝撃的でしたねぇ〜、だって技が合気会とも気の研究会とも違ってたんですから・・・
腕を掴んだはずなのに、訳の分からないうちに倒されて固められていたのです。腕が無くなる感じの先輩は、合気会でも気の研究会でもおられましたが、その後の衝撃と崩される速さが、全く違ったのです。しかも自由自在なので、本当に驚きました。動けば技になるというのが、こういう事かと身体で納得させていただきました。
入り身も転換も主に体内操作でやってしまうんだということに気づくまでは、ただただ不思議なだけでした。
岡本正剛先生が説明してくださる通りに技をかけても、実際には技が効かないので、入会5年目ぐらいからは、先生の説明は、ほとんど気にしなくなり、自分の感覚を確かめながら、先生の身体の使い方だけを意識して見るようにしました。そして、自分の為の練功方法を模索しながら組み立て始めたのでした。
▼フワぁ〜っと観れる
触れずに倒す場合には、相手との接点がありませんから普通の合気とは違って、条件反射的要素が多いのではないかと考えられます。観照塾で考えている合気とは、相手との五分五分の状態からこちらが有利になる為の体内操作だということになっていますから、相手との接点を通じて「入れる・付ける・抜く」ということになります。
「引きと攻め」を、電気の直流ではなく交流のようなイメージで行うということも合気観照塾の特徴ではないかと考えています。「流れる・止まる・戻る」という感覚かもしれません。それがセンタリングに通じると考えていますし、身体を調整するときの微妙なテクニックになっています。
そして、相手の動きや反応の微妙な変化に付いていく為のセンサーとして、丹田感覚が重要になるのです。手の感覚が肚と直結して、アクティブ・タッチになるような体内操作が合気につながります。手の内を均一に使うためには、「朝顔の手」の稽古が大切になります。治療家には、親指を使いすぎて肺炎になるような人もおられます。親指は肚につながるとの説もありますので、注意して使うべきではないでしょうか。
▼骨盤時計の要点
・仰臥姿勢での骨盤時計の場合には、膝を曲げる角度・足首・足の指などの使い方に注意して、薄筋を使えるようにします。
・息を吸いながら腰を反らせて、腹筋を伸ばします。
・呼吸の隙間で不要な力を抜いてから、息を吐きながらニュートラルの状態にします。
・息を吸いながら腰を丸めて、床との接点の位置を変えていきます。
この時も、腹筋を出来るだけ弛めておきます。
そうしておかないと、接点の移動が確認しにくくなります。
何といっても、呼吸による体内操作と神経訓練が目的ですからネ!
・動きの中で、身体の中の繋がり方の変化を確認することが大切です。(その為に時計をイメージするのですから)
・骨盤に限らず、身体の様々な部位に時計をイメージして、座標として使います。
・肋骨や頸椎の動きにも注意して下さい。
・時計の大きさや形は任意です。掛け時計・目覚まし時計・腕時計など、いろいろな大きさの時計をイメージすることもあります。
・ダリの「記憶の固執(柔らかい時計)」のように、曲がったりするかもしれませんね!
#楽隠居です
今年、呼吸法中心塾は11年目になりますし、合気観照塾も6月から11年目に入ります。この間、1500回ほどのレッスンをしてきたわけですが、同じ内容を繰り返すことは、殆どありませんでした。だから、何をしているか分かりにくいのだと思いますが、身体が変われば体感できるレベルも変わってきますので、身体を変えることを目的として、レッスンを組み立ててきた積もりです。
センタリング呼吸法では、列と行の設定や、文字の種類と大きさを変えながら、少しずつ全体として統一していくという考え方をしています。部分だけにはこだわらず、全体のレイアウトまでを視野に入れながら、一度に完璧を目指すのではなく、少しずつ変更を積みかさね、心身のバランスや変化の経過をしっかり観照します。
呼吸と動作と意識と視線を、動きの中で一致させたり、少しだけずらしたりする事によって、『左寄せ・右寄せ・中央寄せ』を繰り返しながら、身体全体を『中央寄せ』に統一していくテクニックなのです。
ところで、引っ越しをして1年が過ぎ、やっと落ち着いて字を書く時間が持てるようになりました。しかし、字が上手になる為ではなく、体内操作の感覚を変えるために筆を操作し、その結果が紙の上に現れるということを楽しんでいます。
その場合も同じ字を稽古することはなく、手本・筆・紙を次々と変えながら筆を持つ手の内を工夫するのが楽しいのです。ですから、字は全く上手くなりません!
今月からは、千字文に挑戦しています。三体千字文を臨書しながら行書を書いていても、気分が乗らなければ、突然草書を書き出したり、字の大きさを変えたり、筆を変えたり、時々自分でも何をしようとしているのか分からなくなります。これも老化でしょうか?
しかも、何が書いてあるかは、全く気になりません!
楷書は、息が詰まるような気がしますので、このところ章草【漢字の書体の一。隷書から草書への過渡的な性格をもつ書体。前漢の元帝のとき史游(しゆう)が書いた字書「急就章」の書体から出たものとも、後漢の章帝のとき杜度(とど)が章奏(奏上文)に用いたのが始まりともいう。】にまで興味が移り、鮮于枢 章草千字文で、遊んでいます。
参照1:合気の体内操作法
参照2:合気の身体をつくるために
参照3:合気探究と練功法
参照4:股関節のとらえ / 骨盤の細分化
参照5:気功体験からの発見
参照6:表現が自由で変化も無限
☆リンク先で更新された記事
・太腿の観察
・嬉しいお声が続々届いてます♪
・物トーン
中心塾や観照塾に参加させて頂く中で、様々な道具と触れ合う機会があり、道具から教わることの大切さを学んでいます。
一年間のカリキュラムを通して、同じ道具を用いても、毎年、感じ方が変化することを面白く思っています。
何か道具を持って動作を行なっていると、ふとした瞬間に、その道具に馴染んでもらえたように感じる機会があります。(続きも是非お読みください。——稽古相手は、様々な気づきを与えてくれる最高の道具と言えるかも・・・)
・「たいわ」
by centeringkokyu
| 2013-04-25 20:26
| 合気観照塾