2012年 01月 25日
自分の身体の使い方を検証しなおす |
2002年8月からレッスンを開始したセンタリング呼吸法中心塾ですが、お陰様で10周年を迎えることができそうです。記念誌は作りませんが、皆さんからの投稿をお待ちしています。
もともと合気を探究する過程で気が付いた体内操作と呼吸が、なかなか面白いなっと思っていたところに、健康法を教えて欲しいという依頼がありましたので、何回続くか分からないけど・・・と思いつつも始めたのが、きっかけでした。
2003年5月には、大東流合気柔術六方会を退会して、合気観照塾として稽古を開始しました。
この辺りのことは、ブログ内に書いてありますので、興味のある方はお読み下さい。
六方会に所属している間には、勝手な事をしていると言われた「六方会とは無関係な体操」は、退会覚悟で「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前にして復活させたのですが、歩法・太極棒・剣術は、六方会の稽古前に、有志の方達とひっそり?稽古していたわけです。
合気観照塾になってから、年間カリキュラムとして正式にそれらを取り入れたのですが、取り組み方は毎年変わってきたはずです。まぁ~私が試行錯誤していたからなんですが、この途中経過を皆さんにご理解頂くのは、難しいと思っています。
ところで、このところ皆さんが、各自のブログの中で書いて下さっている内容が、非常に面白くなってきましたし、自分で自分の身体の使い方を検証しようという姿勢が明確になってきたような気がしています。
これは、本当に有り難いことです。
観照塾の会員が、ほとんど治療家だとということも大きな要因なんでしょうねぇ~
私が正しい事を教えられる筈もないので、私の言うことは信用しないで、自分の感覚を信じて、色々と試してみるということを楽しんでいただきたいと願っています。
☆リンク先で更新された記事から抜粋してご紹介します。
▼肘と肋骨
(感じたこと)
・肋骨の浮きと肘
・骨盤の締まりと伸び
・身体の引きと攻め
・肘でのリード
・吸って-緩めて-抜く(ミツイスミトモ ビサ カード)
・背骨と胸郭の調整法
ということを感じました。今週は、なんしか歩法をやって剣の素振りをしてみます!
▼「愉しく歩こう」
何気ない、ひとつひとつを丁寧に比較して行く。
すると、ひとつひとつ、じぶんがハッキリ見えて来る。
そうして、浮き上がってきたものを、
「面白そう!」や「不思議?」、「じぶんの長所」...なんて切り口から見て行く。
すると、次の一歩が少しずつ見え、何より愉しい。
「原因」や「短所」にまともに直面すると、「そそり立つ壁」に見える。
「長所を少し伸ばしてみる」
より上手になって、「短所も小さく」なって行くかもしれない。
興味を持った点を「ダジャレ」、「しりとり」、「掛詞」、「共通性」で繋いで行く。
視野が広く、高くなり、新たに見えてくるものがあるかもしれない。
(以下省略)
▼感想文86
観照塾 2011.01.21
今日の観照塾では、歩法を通して身体の使い方を学びました。
呼吸と共に骨盤の締めを切り替え、股関節に交互に体重を移動させることで、下肢を運べたり、上肢を浮かせたりできることを感じながら、歩法を練習しました。
(中略)
そうした練習をする中で、呼吸と上肢、手部と肋骨、肘部と股関節、第五腰椎と壇中の関連性など、歩法と多くの共通点があることを感じられました。
そして、一歩一歩の動作の内に、身体の使い方を学ぶ上で大切な要素がどれほど詰め込まれているかが分かってきましたので、歩法をしっかり練習していきたいと思います。
▼活動報告21
健康維持互助会 2012.01.22
今月の健康維持互助会も、それぞれが持ち寄ったテーマを元に進行しました。
今回は、骨盤の締めと全身の繋がり、膝の脱力、骨盤の動きと歩法、呼吸と体幹の意識といった課題や疑問が挙げられました。
最初に、お互いに観たり、触ったり、負荷を加えたりしながら、各々が坐ったときの姿勢や緊張している部位を観察しました。
同じ正坐位でも、膝の向きや、両脚の開き方や、骨盤の傾きや、体重の分布といったことを細かく診ていくと、様々な違いがあり、その中にそれぞれの課題を解決するための糸口を見つけ出す方向で進みました。
(中略)
治療においても、自分自身が動作の中で感じた経路を辿ることで、相手の身体のバランスを整えられることが分かりました。
仰臥位で寝転んだ相手の膝を両手で把持しながら、力の抜ける位置まで浮かせていく練習をしました。
それが、頚まで繋がる位置と一致し、その繋がりが途切れないようにゆっくりと下ろしていくことで、意識の強い経路を緩めたり、意識の薄い経路を働かせたり出来ることが分かりました。
そのためには、自分の脚や枕などを利用して、膝の力が抜ける肢位へ誘導できるように前提条件を整えておくことの必要性を感じました。
今回も、それぞれがテーマを持ち寄るという形での進行でしたが、身体の連動を感じながら動作を行なうと、それら全てに当てはまっていくことを面白く思いました。
練習に取り組んでいく中でまた新しい課題が生まれてくると思いますが、来月もよろしくお願いします。
▼体験記19
センタリング呼吸法セミナー 2012.01.22
今月の呼吸法セミナーでは、下肢と骨盤に対する認識が大きく変化しました。
最初は、椅坐位にて、膝の角度と踵の位置との関連性を確認しながら、呼吸のしやすさにどのような変化があるかを観察しました。
椅子に坐っていれば膝は緩んでいるように思えても、実際には下肢のいずれかの部位が緊張していることが多く、本当に力が抜けている位置を探すということの難しさを感じました。
踵を上げたときの突き上げが膝関節後面から抜けていく肢位では膝の緊張が緩み、大腿部前面を緊張させること無く骨盤を締められることが分かりました。
骨盤前面を締めた状態で、吸気に伴って踵が手前に引き寄せられると、その分だけ大腿内側が鼠径部に引き込まれ、結果として骨盤が前傾し、第五腰椎が決まる動きが起こることが分かりました。
それが胸骨や後頚部の連動とも関連し、前方に向かう力と後方に向かう力が交互に働くことによって、全身のバランスの中心となる軸が産み出されているというイメージを感じることが出来ました。
誰かをおんぶする動作も、そうした身体の連動によって楽に行なえることを体験しました。
下肢内側の引き込みに伴う仙骨の傾きによって、相手を背部に乗せることが出来ると、安定した状態で歩行できることが分かりました。
(以下省略)
もともと合気を探究する過程で気が付いた体内操作と呼吸が、なかなか面白いなっと思っていたところに、健康法を教えて欲しいという依頼がありましたので、何回続くか分からないけど・・・と思いつつも始めたのが、きっかけでした。
2003年5月には、大東流合気柔術六方会を退会して、合気観照塾として稽古を開始しました。
この辺りのことは、ブログ内に書いてありますので、興味のある方はお読み下さい。
六方会に所属している間には、勝手な事をしていると言われた「六方会とは無関係な体操」は、退会覚悟で「合気の身体になれるかもしれない体操」という名前にして復活させたのですが、歩法・太極棒・剣術は、六方会の稽古前に、有志の方達とひっそり?稽古していたわけです。
合気観照塾になってから、年間カリキュラムとして正式にそれらを取り入れたのですが、取り組み方は毎年変わってきたはずです。まぁ~私が試行錯誤していたからなんですが、この途中経過を皆さんにご理解頂くのは、難しいと思っています。
ところで、このところ皆さんが、各自のブログの中で書いて下さっている内容が、非常に面白くなってきましたし、自分で自分の身体の使い方を検証しようという姿勢が明確になってきたような気がしています。
これは、本当に有り難いことです。
観照塾の会員が、ほとんど治療家だとということも大きな要因なんでしょうねぇ~
私が正しい事を教えられる筈もないので、私の言うことは信用しないで、自分の感覚を信じて、色々と試してみるということを楽しんでいただきたいと願っています。
☆リンク先で更新された記事から抜粋してご紹介します。
▼肘と肋骨
(感じたこと)
・肋骨の浮きと肘
・骨盤の締まりと伸び
・身体の引きと攻め
・肘でのリード
・吸って-緩めて-抜く(ミツイスミトモ ビサ カード)
・背骨と胸郭の調整法
ということを感じました。今週は、なんしか歩法をやって剣の素振りをしてみます!
▼「愉しく歩こう」
何気ない、ひとつひとつを丁寧に比較して行く。
すると、ひとつひとつ、じぶんがハッキリ見えて来る。
そうして、浮き上がってきたものを、
「面白そう!」や「不思議?」、「じぶんの長所」...なんて切り口から見て行く。
すると、次の一歩が少しずつ見え、何より愉しい。
「原因」や「短所」にまともに直面すると、「そそり立つ壁」に見える。
「長所を少し伸ばしてみる」
より上手になって、「短所も小さく」なって行くかもしれない。
興味を持った点を「ダジャレ」、「しりとり」、「掛詞」、「共通性」で繋いで行く。
視野が広く、高くなり、新たに見えてくるものがあるかもしれない。
(以下省略)
▼感想文86
観照塾 2011.01.21
今日の観照塾では、歩法を通して身体の使い方を学びました。
呼吸と共に骨盤の締めを切り替え、股関節に交互に体重を移動させることで、下肢を運べたり、上肢を浮かせたりできることを感じながら、歩法を練習しました。
(中略)
そうした練習をする中で、呼吸と上肢、手部と肋骨、肘部と股関節、第五腰椎と壇中の関連性など、歩法と多くの共通点があることを感じられました。
そして、一歩一歩の動作の内に、身体の使い方を学ぶ上で大切な要素がどれほど詰め込まれているかが分かってきましたので、歩法をしっかり練習していきたいと思います。
▼活動報告21
健康維持互助会 2012.01.22
今月の健康維持互助会も、それぞれが持ち寄ったテーマを元に進行しました。
今回は、骨盤の締めと全身の繋がり、膝の脱力、骨盤の動きと歩法、呼吸と体幹の意識といった課題や疑問が挙げられました。
最初に、お互いに観たり、触ったり、負荷を加えたりしながら、各々が坐ったときの姿勢や緊張している部位を観察しました。
同じ正坐位でも、膝の向きや、両脚の開き方や、骨盤の傾きや、体重の分布といったことを細かく診ていくと、様々な違いがあり、その中にそれぞれの課題を解決するための糸口を見つけ出す方向で進みました。
(中略)
治療においても、自分自身が動作の中で感じた経路を辿ることで、相手の身体のバランスを整えられることが分かりました。
仰臥位で寝転んだ相手の膝を両手で把持しながら、力の抜ける位置まで浮かせていく練習をしました。
それが、頚まで繋がる位置と一致し、その繋がりが途切れないようにゆっくりと下ろしていくことで、意識の強い経路を緩めたり、意識の薄い経路を働かせたり出来ることが分かりました。
そのためには、自分の脚や枕などを利用して、膝の力が抜ける肢位へ誘導できるように前提条件を整えておくことの必要性を感じました。
今回も、それぞれがテーマを持ち寄るという形での進行でしたが、身体の連動を感じながら動作を行なうと、それら全てに当てはまっていくことを面白く思いました。
練習に取り組んでいく中でまた新しい課題が生まれてくると思いますが、来月もよろしくお願いします。
▼体験記19
センタリング呼吸法セミナー 2012.01.22
今月の呼吸法セミナーでは、下肢と骨盤に対する認識が大きく変化しました。
最初は、椅坐位にて、膝の角度と踵の位置との関連性を確認しながら、呼吸のしやすさにどのような変化があるかを観察しました。
椅子に坐っていれば膝は緩んでいるように思えても、実際には下肢のいずれかの部位が緊張していることが多く、本当に力が抜けている位置を探すということの難しさを感じました。
踵を上げたときの突き上げが膝関節後面から抜けていく肢位では膝の緊張が緩み、大腿部前面を緊張させること無く骨盤を締められることが分かりました。
骨盤前面を締めた状態で、吸気に伴って踵が手前に引き寄せられると、その分だけ大腿内側が鼠径部に引き込まれ、結果として骨盤が前傾し、第五腰椎が決まる動きが起こることが分かりました。
それが胸骨や後頚部の連動とも関連し、前方に向かう力と後方に向かう力が交互に働くことによって、全身のバランスの中心となる軸が産み出されているというイメージを感じることが出来ました。
誰かをおんぶする動作も、そうした身体の連動によって楽に行なえることを体験しました。
下肢内側の引き込みに伴う仙骨の傾きによって、相手を背部に乗せることが出来ると、安定した状態で歩行できることが分かりました。
(以下省略)
by centeringkokyu
| 2012-01-25 00:54
| 合気観照塾