2011年 03月 10日
病気になるための広告利用法 |
月刊全生からご紹介します。
テレビでもラジオでも、また新聞でもよい、薬屋さんの広告を先に丁寧に読み聴くことだ。その薬を飲むための症状に似た変調が自分の体にないかと、我が身を引合いに出す。人間というものは便利なもので、一つ体で万病になる可能性をもっているから、丁寧に比べれば、大抵の病気の症状の一部はあるものである。
精神病の素質が全くない人は十万人に二人ぐらいだそうであるから、あとの九万九千九百九十八人は丁寧に引合いをすれば、〝我ば精神病なり〝と、いつ名乗っても可笑しくないわけだ。難しい精神病にして然り、他の胃潰瘍とか、糖尿病とか、高血圧とか、ノイローゼとか、ありふれた病気ぐらい何でもない筈だ。
広告を見て検査を行ない、いちいち我が身に当て嵌め、似たものをつかまえたら、こういう病気になれるのではなかろうかと空想する。これを一週間つづけると、いちいち広告を見なくても、症状や自分の中にある似た変調はすぐ頭に浮かぶようになる。これが実現することが恐くなって用心しようとする心でも起こればしめたもの、間もなくその空想は体に現われてくる。慌てて、その症状を教えてくれた薬を買って飲むような行為をすれば、一時は落ち着くが、次には急に病気が本物になる。或る空想に逆らう行為を為すということは、その空想の実現を誘導するものである。
薬を飲まなくても、その症状を克服するための工夫と生活を丁寧に行なえば同じことである。斯くして市井にあまたある広告も、利用方法によっては病気をつくる材料にもなし得るのである。〝精神一到、広告を見る″ということは、それ故大切である。
逆用法――広告を読むことは同じだが、〝こんな症状は自分に縁はない″と、自分の心のうちでこれを否定する。そして〝こういう広告を載せることばけしからん〝と一人憤慨し、その示す養生法と全く逆のことを行なう。〝鍛練するのだ″と、誰が止めても敢えて行なう。これは前述の方法より速い、サッサと病気になれる。
しかしエネルギー抑圧度がうまくゆかないと本当に丈夫になってしまうから、用心して使うことだ。
#楽隠居です
【新赤本】第六版 家庭の医学からご紹介します。
内容紹介
累計330万部を超える家庭医学書の最新版。全身の病気とその症状を「応急処置と症状」「病気の知識」「健康な生活のために」の3部構成で、第一線の医療専門家約170名が最新の医療情報を交えながら解説しています。メタボリックシンドロームやアンチエイジングなど今日的関心が高いテーマについても記載しました。何科を受診したらよいのか疾病ごとにおもな受診科目を紹介し、さらに気になる病気や症状のセルフチェックシートを設けました。また、7000項目に及ぶ索引を巻頭に配置し、検索の利便性を向上。医療の受け方や家庭における医学の基本知識の理解に役立つ一冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
スラスラ読める「読み物風」の家庭医学書。検索機能を強化!病名の変更にも対応、旧名称からも検索できる。最新の医療情報満載。EBMに基づく「診療ガイドライン」満載。何科を受診したらよいかがわかる。気になる疾患別のセルフチェックシートを掲載。カラーページで最新の内視鏡治療のすべてを紹介。(転載終了)
最近は、ネットで何でも検索できるので便利ですが、「赤本」は由緒正しい?家庭の医学書です。
でも、昔はよく冗談で「家庭の医学などを読めば、すぐに病気になれますし、場合によっては即死しそうになりますよ!」と言っていました。自分自身が虚弱体質だったからなんですが・・・
こんなニュースもありました。
・武田薬品がダーゼンを自主回収販売中止から引用します。
同剤は、1968年から40年以上にわたって日本で販売されており、これまで多くの患者、医療関係者に使用されてきましたが、同社では、自主回収に当たって、医療現場や患者に混乱をもたらすことのないよう医療関係者に迅速かつ正確に情報伝達していくこととしています。
なお、ダーゼンの09年度国内販売実績は67億円で、同社では、今回の回収が今年度実績に影響は現時点では軽微であると見込んでいます。
同剤は、1995年に厚生省(当時)から再評価結果が通知され、現在の効能・効果が承認されました。その際、次の再評価指定までの資料整備を条件とされていたため、慢性気管支炎を対象とした1試験と、足関節捻挫を対象とした2試験を実施し、その結果を厚生労働省に提出していました。(引用終了)
さて、今週の土曜日から、新しいレッスンが始まります。前半は一般女性対象で、後半は治療家対象ということになっていますが、さてどのような展開になりますことやら?
今月からは、観照塾と中心塾を合わせると月に14回レッスンをすることになるようです。毎回、出来る限り皆さんのご要望や体調に合わせたレッスンにしたいと思っていますので、なんなりとお申し付けください。但し、こちらの都合に合わせての対応にさせていただく所存でではありますが・・・
大切なことは、すべてこのブログに書いてありますので、できれば以下の記事を読んで予習しておいていただきたいと思います。
私自身も読み直してみて、結構新鮮な気持ちになりました。
参照1:センタリング呼吸法
参照2:心身観照は身体の現状認識から
参照3:仮想対談1
参照4:小脳トレーニング
参照5:スワイショウ
参照6:正坐法
参照7:薄筋の発見
参照8:『あくび』をこらえる
参照9:呼吸法中心塾と合気観照塾は全く別物ですか?
参照10:足の上げ方を科学する?
テレビでもラジオでも、また新聞でもよい、薬屋さんの広告を先に丁寧に読み聴くことだ。その薬を飲むための症状に似た変調が自分の体にないかと、我が身を引合いに出す。人間というものは便利なもので、一つ体で万病になる可能性をもっているから、丁寧に比べれば、大抵の病気の症状の一部はあるものである。
精神病の素質が全くない人は十万人に二人ぐらいだそうであるから、あとの九万九千九百九十八人は丁寧に引合いをすれば、〝我ば精神病なり〝と、いつ名乗っても可笑しくないわけだ。難しい精神病にして然り、他の胃潰瘍とか、糖尿病とか、高血圧とか、ノイローゼとか、ありふれた病気ぐらい何でもない筈だ。
広告を見て検査を行ない、いちいち我が身に当て嵌め、似たものをつかまえたら、こういう病気になれるのではなかろうかと空想する。これを一週間つづけると、いちいち広告を見なくても、症状や自分の中にある似た変調はすぐ頭に浮かぶようになる。これが実現することが恐くなって用心しようとする心でも起こればしめたもの、間もなくその空想は体に現われてくる。慌てて、その症状を教えてくれた薬を買って飲むような行為をすれば、一時は落ち着くが、次には急に病気が本物になる。或る空想に逆らう行為を為すということは、その空想の実現を誘導するものである。
薬を飲まなくても、その症状を克服するための工夫と生活を丁寧に行なえば同じことである。斯くして市井にあまたある広告も、利用方法によっては病気をつくる材料にもなし得るのである。〝精神一到、広告を見る″ということは、それ故大切である。
逆用法――広告を読むことは同じだが、〝こんな症状は自分に縁はない″と、自分の心のうちでこれを否定する。そして〝こういう広告を載せることばけしからん〝と一人憤慨し、その示す養生法と全く逆のことを行なう。〝鍛練するのだ″と、誰が止めても敢えて行なう。これは前述の方法より速い、サッサと病気になれる。
しかしエネルギー抑圧度がうまくゆかないと本当に丈夫になってしまうから、用心して使うことだ。
#楽隠居です
【新赤本】第六版 家庭の医学からご紹介します。
内容紹介
累計330万部を超える家庭医学書の最新版。全身の病気とその症状を「応急処置と症状」「病気の知識」「健康な生活のために」の3部構成で、第一線の医療専門家約170名が最新の医療情報を交えながら解説しています。メタボリックシンドロームやアンチエイジングなど今日的関心が高いテーマについても記載しました。何科を受診したらよいのか疾病ごとにおもな受診科目を紹介し、さらに気になる病気や症状のセルフチェックシートを設けました。また、7000項目に及ぶ索引を巻頭に配置し、検索の利便性を向上。医療の受け方や家庭における医学の基本知識の理解に役立つ一冊です。
内容(「BOOK」データベースより)
スラスラ読める「読み物風」の家庭医学書。検索機能を強化!病名の変更にも対応、旧名称からも検索できる。最新の医療情報満載。EBMに基づく「診療ガイドライン」満載。何科を受診したらよいかがわかる。気になる疾患別のセルフチェックシートを掲載。カラーページで最新の内視鏡治療のすべてを紹介。(転載終了)
最近は、ネットで何でも検索できるので便利ですが、「赤本」は由緒正しい?家庭の医学書です。
でも、昔はよく冗談で「家庭の医学などを読めば、すぐに病気になれますし、場合によっては即死しそうになりますよ!」と言っていました。自分自身が虚弱体質だったからなんですが・・・
こんなニュースもありました。
・武田薬品がダーゼンを自主回収販売中止から引用します。
同剤は、1968年から40年以上にわたって日本で販売されており、これまで多くの患者、医療関係者に使用されてきましたが、同社では、自主回収に当たって、医療現場や患者に混乱をもたらすことのないよう医療関係者に迅速かつ正確に情報伝達していくこととしています。
なお、ダーゼンの09年度国内販売実績は67億円で、同社では、今回の回収が今年度実績に影響は現時点では軽微であると見込んでいます。
同剤は、1995年に厚生省(当時)から再評価結果が通知され、現在の効能・効果が承認されました。その際、次の再評価指定までの資料整備を条件とされていたため、慢性気管支炎を対象とした1試験と、足関節捻挫を対象とした2試験を実施し、その結果を厚生労働省に提出していました。(引用終了)
さて、今週の土曜日から、新しいレッスンが始まります。前半は一般女性対象で、後半は治療家対象ということになっていますが、さてどのような展開になりますことやら?
今月からは、観照塾と中心塾を合わせると月に14回レッスンをすることになるようです。毎回、出来る限り皆さんのご要望や体調に合わせたレッスンにしたいと思っていますので、なんなりとお申し付けください。但し、こちらの都合に合わせての対応にさせていただく所存でではありますが・・・
大切なことは、すべてこのブログに書いてありますので、できれば以下の記事を読んで予習しておいていただきたいと思います。
私自身も読み直してみて、結構新鮮な気持ちになりました。
参照1:センタリング呼吸法
参照2:心身観照は身体の現状認識から
参照3:仮想対談1
参照4:小脳トレーニング
参照5:スワイショウ
参照6:正坐法
参照7:薄筋の発見
参照8:『あくび』をこらえる
参照9:呼吸法中心塾と合気観照塾は全く別物ですか?
参照10:足の上げ方を科学する?
by centeringkokyu
| 2011-03-10 10:04
| 全生など