2010年 10月 03日
太極棒を使った稽古の目的 |
▼感想文28から引用します。
観照塾 2010.10.02
昨日の観照塾では、太極棒を使った練習を行ないました。
始めは、太極棒を両手で縦向きに持ち、吸気時に上げて、呼気時に下ろすという練習をしました。
今まで木刀を振るときは手を下げた状態から始めることが多かったので気付きませんでしたが、振り下ろしていった結果として、雑巾を絞るような手関節の背屈が生まれることが分かりました。
また、太極棒の位置に合わせて体重移動が起こり、前に出している側の足関節の底背屈が上肢の動きに対応していることが分かりました。
そうした動作が股関節や膝関節の動きとの連動によってなされていると、どの位置で太極棒を押されても運動を続けられることが分かりました。
▼剣を使った呼吸力養成法
最近私が独り稽古で重点的に稽古しているのは、膝と股関節の関係です。「膝の力を抜く」という言葉は知っていても、想像以上に膝の力が抜けている人が少ないことに驚かされます。合気の身体になれるかもしれない体操・歩法・剣術のメニュー・太極棒のメニューなどは、全てが膝と股関節の稽古であり、呼吸法なのですが・・・
▼合気の極意?
このところ合気観照塾の稽古では、太極棒を抜けない短刀に見立てて道具屋の稽古をしています?これがなかなか難しいんですなぁ~
昔は白鞘から刀を引き抜くというような格好いい表現をしていたのですが、そんな体験をしたことがない人がほとんどなので、最近は抜けない短刀を抜くという表現になっています。
「詳しいことは、口伝これあり」なんてことをいいながら、「このパッチ小便できまへんでぇ~!」と一人で落語「道具屋」のお稽古に没頭しております。
皆さんは稽古の途中で、「短刀抜けずに息を抜く」ということが極意になりますので、適当にやっていただきたいと願っております。これはまた「手抜き」の極意?でもあります。このあたりの部分は「単刀直入」?な表現になっています!
所詮わたいは、合気界の落伍者でおますさかいに・・・
▼足先から股関節までのつながりを感じる
この動きは、横隔膜から頸椎までもがつながり、後頭骨と尾骨を動かないように固定しても、背骨を自由に動かせるようになることが大切だと考えています。禅密功は、その為の功法ではないかと思いますが定かではありません。
土曜日の合気観照塾では、太極棒を使い、呼吸に合わせて自由に背骨を動かせるようになる稽古をしました。勿論、合気上げ斬りにまでつながる動きであることは、皆さんご理解いただけたと信じております???
▼二天一流は二刀流ではない
大東流の合気二刀剣は、同じ長さの太刀を使うようですから、いっそう鍛錬形だといえるかもしれません。合気観照塾の場合は、太極棒を使って力を抜く稽古をしています。呼吸の隙間を使うと自然に「折れない腕」になっているので、初めて体験された方は、ちょっと驚かれます。もっとも観照塾では「折れてもいい腕」といっていますが・・・
片手でも、両手でもいろいろな重さや形のモノを持って、ストップモーションをしてみると面白いですよ。立禅や外丹功や推手につながる稽古ができると思います。
☆お知らせ
リンクにITさんのたけぼーのブログを追加しました。
発勁
発勁(はっけい)とは、中国武術における力の発し方の技術のこと。元々中国語には発勁という熟語はないが、発と勁で「激しく力を発する。」という意味ともとれる。楊式太極拳の第三代伝人の楊澄甫の弟子である鄭曼青によれば「左莱蓬老師曰く『力は骨より発し、勁は筋より発する』」と主張している。この論は形意拳大師の郭雲深の『三歩功夫』にも重なる論である。
専門的に中国武術を修したことが無い者は『勁』は気の力、気で発すると主張する。この武術(中国の武術以外にも気は存在する)における「気」とは、体の「伸筋の力」、「張る力」、「重心移動の力」としている。勁を鍛えるため、様々な鍛錬(中国武術では練功という)を行う。また、「力む」と屈筋に力が入ってしまい、「張る力」を阻害するため逆効果であるともされる。
なお、「発剄」{剄(ケイ・くびきる)首をはねる。}や「発頸」は誤字である。
参照1:太極棒ー阿修羅像ー剣術
参照2:「馬腰」と「馬歩」
参照3:円運動から纏糸系
★おまけ
・「尖閣渋谷2600人デモ」海外メディアは大々的に報道するも日本のマスコミは華麗にスルー
・中国が尖閣諸島を日本の領土だと認識していたことを裏付ける史料
観照塾 2010.10.02
昨日の観照塾では、太極棒を使った練習を行ないました。
始めは、太極棒を両手で縦向きに持ち、吸気時に上げて、呼気時に下ろすという練習をしました。
今まで木刀を振るときは手を下げた状態から始めることが多かったので気付きませんでしたが、振り下ろしていった結果として、雑巾を絞るような手関節の背屈が生まれることが分かりました。
また、太極棒の位置に合わせて体重移動が起こり、前に出している側の足関節の底背屈が上肢の動きに対応していることが分かりました。
そうした動作が股関節や膝関節の動きとの連動によってなされていると、どの位置で太極棒を押されても運動を続けられることが分かりました。
▼剣を使った呼吸力養成法
最近私が独り稽古で重点的に稽古しているのは、膝と股関節の関係です。「膝の力を抜く」という言葉は知っていても、想像以上に膝の力が抜けている人が少ないことに驚かされます。合気の身体になれるかもしれない体操・歩法・剣術のメニュー・太極棒のメニューなどは、全てが膝と股関節の稽古であり、呼吸法なのですが・・・
▼合気の極意?
このところ合気観照塾の稽古では、太極棒を抜けない短刀に見立てて道具屋の稽古をしています?これがなかなか難しいんですなぁ~
昔は白鞘から刀を引き抜くというような格好いい表現をしていたのですが、そんな体験をしたことがない人がほとんどなので、最近は抜けない短刀を抜くという表現になっています。
「詳しいことは、口伝これあり」なんてことをいいながら、「このパッチ小便できまへんでぇ~!」と一人で落語「道具屋」のお稽古に没頭しております。
皆さんは稽古の途中で、「短刀抜けずに息を抜く」ということが極意になりますので、適当にやっていただきたいと願っております。これはまた「手抜き」の極意?でもあります。このあたりの部分は「単刀直入」?な表現になっています!
所詮わたいは、合気界の落伍者でおますさかいに・・・
▼足先から股関節までのつながりを感じる
この動きは、横隔膜から頸椎までもがつながり、後頭骨と尾骨を動かないように固定しても、背骨を自由に動かせるようになることが大切だと考えています。禅密功は、その為の功法ではないかと思いますが定かではありません。
土曜日の合気観照塾では、太極棒を使い、呼吸に合わせて自由に背骨を動かせるようになる稽古をしました。勿論、合気上げ斬りにまでつながる動きであることは、皆さんご理解いただけたと信じております???
▼二天一流は二刀流ではない
大東流の合気二刀剣は、同じ長さの太刀を使うようですから、いっそう鍛錬形だといえるかもしれません。合気観照塾の場合は、太極棒を使って力を抜く稽古をしています。呼吸の隙間を使うと自然に「折れない腕」になっているので、初めて体験された方は、ちょっと驚かれます。もっとも観照塾では「折れてもいい腕」といっていますが・・・
片手でも、両手でもいろいろな重さや形のモノを持って、ストップモーションをしてみると面白いですよ。立禅や外丹功や推手につながる稽古ができると思います。
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発勁
発勁(はっけい)とは、中国武術における力の発し方の技術のこと。元々中国語には発勁という熟語はないが、発と勁で「激しく力を発する。」という意味ともとれる。楊式太極拳の第三代伝人の楊澄甫の弟子である鄭曼青によれば「左莱蓬老師曰く『力は骨より発し、勁は筋より発する』」と主張している。この論は形意拳大師の郭雲深の『三歩功夫』にも重なる論である。
専門的に中国武術を修したことが無い者は『勁』は気の力、気で発すると主張する。この武術(中国の武術以外にも気は存在する)における「気」とは、体の「伸筋の力」、「張る力」、「重心移動の力」としている。勁を鍛えるため、様々な鍛錬(中国武術では練功という)を行う。また、「力む」と屈筋に力が入ってしまい、「張る力」を阻害するため逆効果であるともされる。
なお、「発剄」{剄(ケイ・くびきる)首をはねる。}や「発頸」は誤字である。
参照1:太極棒ー阿修羅像ー剣術
参照2:「馬腰」と「馬歩」
参照3:円運動から纏糸系
★おまけ
・「尖閣渋谷2600人デモ」海外メディアは大々的に報道するも日本のマスコミは華麗にスルー
・中国が尖閣諸島を日本の領土だと認識していたことを裏付ける史料
by centeringkokyu
| 2010-10-03 22:27
| 合気観照塾