2009年 09月 27日
吸入 圧縮 爆発 排気 |
合気観照塾の稽古は、M井さんの解説最終回でした。これまでの纏めとして、「圧縮」が最重要テーマになっていました。息を「吐く」と「漏らす」の違いを丁寧に説明してくださいました。腹圧を高めることが重要なのですが、「吸入→圧縮→爆発→排気」というサイクルでの圧縮の重要性だと思います。
腕を高速で動かして、肩胛骨と鎖骨と横隔膜と意識を素早く働かせる練功法を編み出して教えてくださいました。ゆっくり丁寧に大きく動く稽古から、早く動いても必要条件を満たすことが出来る動きに転換していくことの重要性を示してくださったのだと思います。
体内操作から臨機応変に対応できる技が生まれ、杖と剣の手の内と太極棒の関係についても、駆け足でしたが説明し、技の解説もしてくださいました。
最後に、M井さん自身は剣を使ったソクイ付けをどのように工夫して身につけたのか、更に、太極拳の推手で気づいた体内操作についても詳しく解説してくださいました。
私もいろいろと参考にさせていただいて、来月からの稽古内容に反映させて貰います。
稽古の最後にも予告しましたが、来月から稽古する予定でした太極棒の稽古を、11月から始めることにします。といいますのは、このところ治療関係者が多くなってきていますので、体内操作から手の内へ至る稽古を先にしておきたいと考えたからです。
私が大東流合気柔術の稽古を始めたころには、円運動と手の形ということをクローズアップして教えていただいていたと考えていました。しかし、5年目ぐらいから、手の形にばかりこだわって、体内操作や伝達系の稽古を疎かにしてしまう人が多くなってしまうことに気づきました。それで、手の形だけを説明することは省略するようになりました。
手の形は「合気の身体になれるかもしれない体操」に組み込んではあるのですが、実際に技の中で手の形の必然性と重要性を確認していただきたいのです。そのことが、治療や動作の誘導時にきっと役立つはずだと確信しています。
立ち姿や手の使い方を見れば、合気が使えるかどうか分かるという説もあります。勿論、簡単に習得できるものではありませんし、自分で工夫する以外に合気を身につける方法はありません。
ところで、土曜日の稽古の後で、ある参加者とお話していると「現在の先生の目標はなんですか?」というご質問がありました。現在の目標といえるものは直ぐにお答えできなかったのですが、今日一日ぼんやりしながら考えていて思いついたのは、私が工夫して稽古してきたことを元にして、皆さんそれぞれがご自分なりの方法を作りだし、どこかの部分で私を踏み台にして越えていただきたいということでした。そして、少しでも越えられないように、私は踏み台を高くし続けて意地悪爺さんをしてやろうという事でした。
「第二・第三のI畑さんやM井さんが生まれるようになること」を、私のこれからの目標とします!
M井さん!本当にありがとうございました。
参照1:円運動から纏糸系
参照2:体内操作的体操から太極棒へ
参照3:重い太極棒のイメージ
参照4:太極拳の要訣
参照5:杖を持っての体内操作
参照6:五分五分の状態からの体内操作
参照7:太極棒で身勢を確かめる
参照8:狂言の「構え」
参照9:砂時計の動きをつなげる
参照10:短棒(太極棒)のメニュー
参照11:会報06-10-06
参照12:「用意不用力」と「拙力僵勁」
参照13:指を使う
参照14:感じたこと
腕を高速で動かして、肩胛骨と鎖骨と横隔膜と意識を素早く働かせる練功法を編み出して教えてくださいました。ゆっくり丁寧に大きく動く稽古から、早く動いても必要条件を満たすことが出来る動きに転換していくことの重要性を示してくださったのだと思います。
体内操作から臨機応変に対応できる技が生まれ、杖と剣の手の内と太極棒の関係についても、駆け足でしたが説明し、技の解説もしてくださいました。
最後に、M井さん自身は剣を使ったソクイ付けをどのように工夫して身につけたのか、更に、太極拳の推手で気づいた体内操作についても詳しく解説してくださいました。
私もいろいろと参考にさせていただいて、来月からの稽古内容に反映させて貰います。
稽古の最後にも予告しましたが、来月から稽古する予定でした太極棒の稽古を、11月から始めることにします。といいますのは、このところ治療関係者が多くなってきていますので、体内操作から手の内へ至る稽古を先にしておきたいと考えたからです。
私が大東流合気柔術の稽古を始めたころには、円運動と手の形ということをクローズアップして教えていただいていたと考えていました。しかし、5年目ぐらいから、手の形にばかりこだわって、体内操作や伝達系の稽古を疎かにしてしまう人が多くなってしまうことに気づきました。それで、手の形だけを説明することは省略するようになりました。
手の形は「合気の身体になれるかもしれない体操」に組み込んではあるのですが、実際に技の中で手の形の必然性と重要性を確認していただきたいのです。そのことが、治療や動作の誘導時にきっと役立つはずだと確信しています。
立ち姿や手の使い方を見れば、合気が使えるかどうか分かるという説もあります。勿論、簡単に習得できるものではありませんし、自分で工夫する以外に合気を身につける方法はありません。
ところで、土曜日の稽古の後で、ある参加者とお話していると「現在の先生の目標はなんですか?」というご質問がありました。現在の目標といえるものは直ぐにお答えできなかったのですが、今日一日ぼんやりしながら考えていて思いついたのは、私が工夫して稽古してきたことを元にして、皆さんそれぞれがご自分なりの方法を作りだし、どこかの部分で私を踏み台にして越えていただきたいということでした。そして、少しでも越えられないように、私は踏み台を高くし続けて意地悪爺さんをしてやろうという事でした。
「第二・第三のI畑さんやM井さんが生まれるようになること」を、私のこれからの目標とします!
M井さん!本当にありがとうございました。
参照1:円運動から纏糸系
参照2:体内操作的体操から太極棒へ
参照3:重い太極棒のイメージ
参照4:太極拳の要訣
参照5:杖を持っての体内操作
参照6:五分五分の状態からの体内操作
参照7:太極棒で身勢を確かめる
参照8:狂言の「構え」
参照9:砂時計の動きをつなげる
参照10:短棒(太極棒)のメニュー
参照11:会報06-10-06
参照12:「用意不用力」と「拙力僵勁」
参照13:指を使う
参照14:感じたこと
by centeringkokyu
| 2009-09-27 23:55
| 合気観照塾