2009年 09月 14日
出来れば簡単 出来ないときは意味不明 |
土曜日の合気観照塾は、M井さんの2回目でした。
1. ロッキングチェア-
足の裏を反らせて緊張させ、踵をあげる。身体の中を伸ばして、百会で天井を押し上げる。
気持で、全身を緊張させる。全身を脱力しながら踵を着け、前後にゆする。
2. (天地人の)串刺し
左 / 右 / 両手 左・肩井~湧泉 / 右・肩井~湧泉 / 両手・肩井~湧泉
左・大椎~中心 / 右・大椎~中心 (肩井や大椎で、指先を受ける気持。)
4. (水中から水面に首を出す)亀と(毛繕いする)鳥
蕾の手の甲で、太ももから腰にかけて擦る。(亀は前から後/鳥は後から前)
をふまえて、上を見てからお辞儀するというところから始まりました。これは、簡単に言うと「反る・丸める」という基本的な動きなのですが、視線と呼吸と動作を一致させたり意識的にずらしたりすることが「術」になるのだと思います。
何事も出来れば簡単ですし、出来ないときは意味不明なのでしょうね!
体内操作の準備→意念→呼吸→動作のコントロールが上手に行えるようになれば、「付ける・入れる・抜く」という動作もごく自然に行われるものですから、簡単だと言えるのかもしれません。
(天地人の)串刺しをする時には、動き出す前に天や地を意識できるような稽古を積み重ねないと、ただの体操で終わってしまいます。ですから、身体の左右に断層ができるような感じでずらし続けて、指先で頭上の星と地中の中心点に触れるような心持ちが大切なのです。
次に円運動から纏糸系から引用します。
体操の「たまたま」の外から内、そして、内から外を、内功感覚に留意します
このとき、骨盤と大腿骨の付け根辺りの動きに留意します
次に同じ動作を、ひざの動きを制御して行います
この制御とは外面的にはひざを、大きく動かさないと認識していただいても、
ここで重要なことは、外観的にはひざの位置、
そして一番重要なことは足、特に太ももの、皮膚は外皮であり、動いているのはその皮の内部の流動的なものであるという感覚をつかむこと!(引用終了)
稽古の中で、相手に鎖を巻き付けるというような表現がありましたが、一刀流極意には「心の綱を首にかける」と書かれています。でも、自分がイメージしやすければ、何をどのようにイメージしてもかまいません。
「たまたま」を応用した技には、「反る・丸める」というシンプルな動きに螺旋の動きが入ってくるので、意念の使い方も少し難しくなります。
他にも、「分目と搦」や「立体視」などの重要性についても、さらっとお話しされていましたが、興味のある方は参照をお読み下さい。
今回の稽古は、一見すると非常にシンプルな動きだけのようにしか見えません。しかし、M井さんは体内操作と意念の使い方とをしっかり練功しておられることが、大変良く分かる稽古でした。
来週もよろしくお願いいたします。
そう言えば、昔々稽古に来ていた人が、私の稽古方法は運動不足になると言い残して辞めていったことがありました。私独りだけは、汗だくだったんですけどねぇ~ (-_-;)
参照1:分目と搦
参照2:心の切先・心の綱・心の糊・心術
参照3:自分専用の形を創ってみる!
参照4:脳と眼と呼吸
参照5:治療の際に大切なこと
参照6:一人合気
参照7:ダイジェスト
参照8:3D
参照9:「立体視」~「空間認識」~「うすらぼんやり」
参照10:投げない柔術 振らない剣術
1. ロッキングチェア-
足の裏を反らせて緊張させ、踵をあげる。身体の中を伸ばして、百会で天井を押し上げる。
気持で、全身を緊張させる。全身を脱力しながら踵を着け、前後にゆする。
2. (天地人の)串刺し
左 / 右 / 両手 左・肩井~湧泉 / 右・肩井~湧泉 / 両手・肩井~湧泉
左・大椎~中心 / 右・大椎~中心 (肩井や大椎で、指先を受ける気持。)
4. (水中から水面に首を出す)亀と(毛繕いする)鳥
蕾の手の甲で、太ももから腰にかけて擦る。(亀は前から後/鳥は後から前)
をふまえて、上を見てからお辞儀するというところから始まりました。これは、簡単に言うと「反る・丸める」という基本的な動きなのですが、視線と呼吸と動作を一致させたり意識的にずらしたりすることが「術」になるのだと思います。
何事も出来れば簡単ですし、出来ないときは意味不明なのでしょうね!
体内操作の準備→意念→呼吸→動作のコントロールが上手に行えるようになれば、「付ける・入れる・抜く」という動作もごく自然に行われるものですから、簡単だと言えるのかもしれません。
(天地人の)串刺しをする時には、動き出す前に天や地を意識できるような稽古を積み重ねないと、ただの体操で終わってしまいます。ですから、身体の左右に断層ができるような感じでずらし続けて、指先で頭上の星と地中の中心点に触れるような心持ちが大切なのです。
次に円運動から纏糸系から引用します。
体操の「たまたま」の外から内、そして、内から外を、内功感覚に留意します
このとき、骨盤と大腿骨の付け根辺りの動きに留意します
次に同じ動作を、ひざの動きを制御して行います
この制御とは外面的にはひざを、大きく動かさないと認識していただいても、
ここで重要なことは、外観的にはひざの位置、
そして一番重要なことは足、特に太ももの、皮膚は外皮であり、動いているのはその皮の内部の流動的なものであるという感覚をつかむこと!(引用終了)
稽古の中で、相手に鎖を巻き付けるというような表現がありましたが、一刀流極意には「心の綱を首にかける」と書かれています。でも、自分がイメージしやすければ、何をどのようにイメージしてもかまいません。
「たまたま」を応用した技には、「反る・丸める」というシンプルな動きに螺旋の動きが入ってくるので、意念の使い方も少し難しくなります。
他にも、「分目と搦」や「立体視」などの重要性についても、さらっとお話しされていましたが、興味のある方は参照をお読み下さい。
今回の稽古は、一見すると非常にシンプルな動きだけのようにしか見えません。しかし、M井さんは体内操作と意念の使い方とをしっかり練功しておられることが、大変良く分かる稽古でした。
来週もよろしくお願いいたします。
そう言えば、昔々稽古に来ていた人が、私の稽古方法は運動不足になると言い残して辞めていったことがありました。私独りだけは、汗だくだったんですけどねぇ~ (-_-;)
参照1:分目と搦
参照2:心の切先・心の綱・心の糊・心術
参照3:自分専用の形を創ってみる!
参照4:脳と眼と呼吸
参照5:治療の際に大切なこと
参照6:一人合気
参照7:ダイジェスト
参照8:3D
参照9:「立体視」~「空間認識」~「うすらぼんやり」
参照10:投げない柔術 振らない剣術
by centeringkokyu
| 2009-09-14 23:28
| 合気観照塾