2005年 03月 21日
実感して検証する |
S多さんが、実感しながら検証する稽古について書いて下さいました。ご紹介します。
練功は行き着くほどやってみること、というK野さんの指導を受けて、この腹と手を結ぶ感触は悪くないのではないか、M井さんもそれだと言ったし・・・と、その後も「合気がかからなくてもいいわ。」ぐらいでやってると、なんか体が重くなった感じは残って、ひっぱられても倒れなくなりました。これは、これでいいのではと思っています。
合気のために重い腰も大事だけど、やっぱり上半身の抜けがないとあかんようで、背骨をグニャっとした感覚を保つと合気が少しかかるようになりました。
手を掴む時、「硬い」と言われるのだけど、それも掴むより挟むように持って手を抜くことができたかなあと思っています。
ところで、「力のない者の合気道」という養神館系の人の本を読むと、なんと丹田呼吸というのが載っていたのですが、これが、K野さんの呼吸法とそっくり。もっとも時計盤を回すというところまでです。K野呼吸は、ここから風船呼吸・ストロー呼吸・そして、紬絲呼吸になってセンタリング呼吸へ進化していったのがすごいなあと思いました。
この本には、崩しのことも書いてあって、今まで崩しと言えば吸い込みで、円運動の5分の1くらいの動きが吸い込みと思っていましたが、どうやら「崩し」と考えると接点が支点にならないようにすることだとわかりました。「の」の字を書かせるのは、これだったのかと実感しました。
呼吸法・崩し・・やっと実感で意味が分かってきたような気がします。
それから、この火曜日に、人の手に両手を乗せて立禅で降ろすのをやっていたのですが、どうも手が重くならない。ところが、いっしょにやってる奴が、私の膝を押さえてここを出さないように、背中を押さえて反り返らないようにとして、そのまままっすぐ降りるとすごいパワーで、相手がめっちゃ重いとへたりこんでしまいました。
逆に小さな女の子が同じように中心軸をまっすぐ降ろすと、すごいパワーで私がへたりこみました。センタリングとか中心軸というけど、これが中心軸のパワーかと思い、うん、うん、円運動ではないというのは、これかと思いました。
残念ながらその中心の感じがつかめなくて、その人が押さえてくれないと、ちょっとしたことでずれて、重くならなかったです。中心軸をつかめるようになると、合気ももっと違ったものになるなあと・・・少しうれしくなってきました。
まあ、自分なりに実感して検証していくしかないなあと思いました。いくら「これが良い方法だ。極意だ。」と言ってくれても感覚で「うん、これか」とわからないとだめですね。それが、K野さんが言う「仮説実験授業を繰り返して精度をあげていくことだ」と言うことですね。
いろいろやって、時々大阪にいってチェックしてもらって、また練功する。すぐに効果を求めないで少しずつ体で体感し検証し、少しずつ合気を体にしみこませていきたいです。
それでは、またのご指導よろしくお願いいたします。
練功は行き着くほどやってみること、というK野さんの指導を受けて、この腹と手を結ぶ感触は悪くないのではないか、M井さんもそれだと言ったし・・・と、その後も「合気がかからなくてもいいわ。」ぐらいでやってると、なんか体が重くなった感じは残って、ひっぱられても倒れなくなりました。これは、これでいいのではと思っています。
合気のために重い腰も大事だけど、やっぱり上半身の抜けがないとあかんようで、背骨をグニャっとした感覚を保つと合気が少しかかるようになりました。
手を掴む時、「硬い」と言われるのだけど、それも掴むより挟むように持って手を抜くことができたかなあと思っています。
ところで、「力のない者の合気道」という養神館系の人の本を読むと、なんと丹田呼吸というのが載っていたのですが、これが、K野さんの呼吸法とそっくり。もっとも時計盤を回すというところまでです。K野呼吸は、ここから風船呼吸・ストロー呼吸・そして、紬絲呼吸になってセンタリング呼吸へ進化していったのがすごいなあと思いました。
この本には、崩しのことも書いてあって、今まで崩しと言えば吸い込みで、円運動の5分の1くらいの動きが吸い込みと思っていましたが、どうやら「崩し」と考えると接点が支点にならないようにすることだとわかりました。「の」の字を書かせるのは、これだったのかと実感しました。
呼吸法・崩し・・やっと実感で意味が分かってきたような気がします。
それから、この火曜日に、人の手に両手を乗せて立禅で降ろすのをやっていたのですが、どうも手が重くならない。ところが、いっしょにやってる奴が、私の膝を押さえてここを出さないように、背中を押さえて反り返らないようにとして、そのまままっすぐ降りるとすごいパワーで、相手がめっちゃ重いとへたりこんでしまいました。
逆に小さな女の子が同じように中心軸をまっすぐ降ろすと、すごいパワーで私がへたりこみました。センタリングとか中心軸というけど、これが中心軸のパワーかと思い、うん、うん、円運動ではないというのは、これかと思いました。
残念ながらその中心の感じがつかめなくて、その人が押さえてくれないと、ちょっとしたことでずれて、重くならなかったです。中心軸をつかめるようになると、合気ももっと違ったものになるなあと・・・少しうれしくなってきました。
まあ、自分なりに実感して検証していくしかないなあと思いました。いくら「これが良い方法だ。極意だ。」と言ってくれても感覚で「うん、これか」とわからないとだめですね。それが、K野さんが言う「仮説実験授業を繰り返して精度をあげていくことだ」と言うことですね。
いろいろやって、時々大阪にいってチェックしてもらって、また練功する。すぐに効果を求めないで少しずつ体で体感し検証し、少しずつ合気を体にしみこませていきたいです。
それでは、またのご指導よろしくお願いいたします。
by centeringkokyu
| 2005-03-21 15:49
| S多関連