2009年 07月 26日
検査漬け医療の原因は経済的な理由だった |
「究極の免疫力」西原克成著からご紹介します。
では、なぜそんなに検査ばかりするのでしょうか~ 理由はいたって簡単で、医者の側の経済的な理由です。収入のために、検査を患者にすすめているのです。もし医者の技術が未熟なためにその検査方法で患者の命が失われても、先回りして「これは医療ミスです。裁判に訴えても結構です」といえば、患者側はたいていはひるんであきらめてしまいます。
私の知人も東大病院で白血病の治療が完了して退院する直前に医者が心臓内カテーテルの検査に失敗しカテーテルが血管を突き破ったため、内出血で生命を落としましたが、こう言われて訴えるのをあきらめていました。この検査さえしなければ家に帰れたのにと涙にくれたご家族の姿は見るにしのびませんでした。残念ながら、これが日本の医療の現状です。
この間題の本質は、白血病のように高額な医療費のかかる難病の医療が、経済問題にからんでいることにあります。公的資金で難病に指定された患者の医療費が支払われるのです。この制度は、他の先進国に類例をみない、我が国独特のひじょうに特殊なタイプの経済問題です。つまり、難病医療の救済制度が、まるで共産主義のごとき社会保障制度の上に存在しているにもかかわらず、医療経済だけは自由主義の出来高払いになっているから問題がこじれるのです。このことをもう少し詳しく説明しましょう。
現在の医療行為は法律で規制されている社会保険制度の上に成りたっています。これが何を可能にするかというと、医者が法律に抵触しない限りの範囲で最大限の収入を得る方法を国が保証してしまうのです。たとえば、その最たるものが、難病の治療のケースです。難病は治癒が難しいから難病といわれるわけですが、それを逆手にとって、たとえば医療費公費負担制度で難病に指定された場合、根治療法がないというコンセンサスのもとに、治癒の見こみのない対症療法(それらは、医師に莫大な収入をもたらします)ばかり行うのです。結果として、そうした治療は患者の痛みだけは取り除きますが、身体をすっかりだめにしてしまいます。難病医療の現場では、そんな医療が平然と行われてし事つのです。そして、それを可能にしているのが医療費公費負担制度なのです。
その顕著な例がステロイド療法、インターフェロン療法、抗ガン剤療法、骨髄移植療法、人工透析療法です。後の章でも詳しく述べますが、じつは、対症療法でいちばん容易にお金が入る方法がこれらの治療法です。だから、これらの療法がそれぞれ適用可能な疾患のファーストチョイスとして選ばれます。検査漬け医療が蔓延しているのも同じ理由です。医療費公費負担制度のおかげで患者自身の経済的負担は少ないため、医者はそれを理由にして、これらの不毛な医療を続けているのです。これらの療法は、多くの場合一時しのぎで症状がおさえられても最終的に病気が悪化するケースが少なくありません。すると、医者はまた治癒の見通しもなく検査を頻繁に行います。結局、なんのための検査かというと、これはただ収入のためだけの検査なのです。
その検査を行うことで患者にどういうメリットがあるか、ということは考慮されていません。患者にとってはまったく意味なきに等しい検査です。ひどい医者になると、検査はしても検査データはほとんど見ない、という人もいます。つまり、医者の経済的なメリットのためだけにやる検査だから結果などどうでもいい、ということなのです。
#楽隠居です
土曜日にお越しになったお客様から、西原先生に関するお話を偶然お聞きすることができました。その方のお知り合いが西原先生に診て貰われたのですが、診断にかける時間は、数時間ということでした。患者さんと相談しながら、O-リングテストのようなこともして、使う薬を決めるようです。基本的な考え方も非常に納得できるし、それなりの結果も出しておられるようです。
それでも、参照4にあるような考え方も有り、ということのようです。
参照1:「本物の病気」と「検査病」
参照2:口で空気を吸っていると、からだがたるむ
参照3:鼻呼吸
参照4:トンデモな文章
参照5:リラックスするためには鼻で呼吸する
参照6:病気を治すレシピ
参照7:08年度の医療費34兆1千億円 過去最高を更新
では、なぜそんなに検査ばかりするのでしょうか~ 理由はいたって簡単で、医者の側の経済的な理由です。収入のために、検査を患者にすすめているのです。もし医者の技術が未熟なためにその検査方法で患者の命が失われても、先回りして「これは医療ミスです。裁判に訴えても結構です」といえば、患者側はたいていはひるんであきらめてしまいます。
私の知人も東大病院で白血病の治療が完了して退院する直前に医者が心臓内カテーテルの検査に失敗しカテーテルが血管を突き破ったため、内出血で生命を落としましたが、こう言われて訴えるのをあきらめていました。この検査さえしなければ家に帰れたのにと涙にくれたご家族の姿は見るにしのびませんでした。残念ながら、これが日本の医療の現状です。
この間題の本質は、白血病のように高額な医療費のかかる難病の医療が、経済問題にからんでいることにあります。公的資金で難病に指定された患者の医療費が支払われるのです。この制度は、他の先進国に類例をみない、我が国独特のひじょうに特殊なタイプの経済問題です。つまり、難病医療の救済制度が、まるで共産主義のごとき社会保障制度の上に存在しているにもかかわらず、医療経済だけは自由主義の出来高払いになっているから問題がこじれるのです。このことをもう少し詳しく説明しましょう。
現在の医療行為は法律で規制されている社会保険制度の上に成りたっています。これが何を可能にするかというと、医者が法律に抵触しない限りの範囲で最大限の収入を得る方法を国が保証してしまうのです。たとえば、その最たるものが、難病の治療のケースです。難病は治癒が難しいから難病といわれるわけですが、それを逆手にとって、たとえば医療費公費負担制度で難病に指定された場合、根治療法がないというコンセンサスのもとに、治癒の見こみのない対症療法(それらは、医師に莫大な収入をもたらします)ばかり行うのです。結果として、そうした治療は患者の痛みだけは取り除きますが、身体をすっかりだめにしてしまいます。難病医療の現場では、そんな医療が平然と行われてし事つのです。そして、それを可能にしているのが医療費公費負担制度なのです。
その顕著な例がステロイド療法、インターフェロン療法、抗ガン剤療法、骨髄移植療法、人工透析療法です。後の章でも詳しく述べますが、じつは、対症療法でいちばん容易にお金が入る方法がこれらの治療法です。だから、これらの療法がそれぞれ適用可能な疾患のファーストチョイスとして選ばれます。検査漬け医療が蔓延しているのも同じ理由です。医療費公費負担制度のおかげで患者自身の経済的負担は少ないため、医者はそれを理由にして、これらの不毛な医療を続けているのです。これらの療法は、多くの場合一時しのぎで症状がおさえられても最終的に病気が悪化するケースが少なくありません。すると、医者はまた治癒の見通しもなく検査を頻繁に行います。結局、なんのための検査かというと、これはただ収入のためだけの検査なのです。
その検査を行うことで患者にどういうメリットがあるか、ということは考慮されていません。患者にとってはまったく意味なきに等しい検査です。ひどい医者になると、検査はしても検査データはほとんど見ない、という人もいます。つまり、医者の経済的なメリットのためだけにやる検査だから結果などどうでもいい、ということなのです。
#楽隠居です
土曜日にお越しになったお客様から、西原先生に関するお話を偶然お聞きすることができました。その方のお知り合いが西原先生に診て貰われたのですが、診断にかける時間は、数時間ということでした。患者さんと相談しながら、O-リングテストのようなこともして、使う薬を決めるようです。基本的な考え方も非常に納得できるし、それなりの結果も出しておられるようです。
それでも、参照4にあるような考え方も有り、ということのようです。
参照1:「本物の病気」と「検査病」
参照2:口で空気を吸っていると、からだがたるむ
参照3:鼻呼吸
参照4:トンデモな文章
参照5:リラックスするためには鼻で呼吸する
参照6:病気を治すレシピ
参照7:08年度の医療費34兆1千億円 過去最高を更新
by centeringkokyu
| 2009-07-26 23:16
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