2009年 01月 10日
ヴァイオリン リサイタル |
私がいつもお世話になっている方からお誘いを受けましたので、浦川宜也先生のリサイタルに行かせていただくことになりました。前回、同じ会場でリサイタルをされた時にも行かせていただき、浦川先生の身体の使い方に興味をもちました。勿論、演奏も素晴らしかったので、「J.S.バッハヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ・ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」などのCDを手に入れてよく聴いています。今回の案内状から転載させていただきます。
1月16日(金)ムラマツリサイタルホール新大阪において、無伴奏ヴァイオリンリサイタルを開催することになりました。
本演奏会では、バッハ、イザイ、オネゲルの曲を演奏いたします。これらの作曲家は時代も違い作風も異なりますが、バッハの無伴奏は、数ある無伴奏ヴァイオリン曲のなかでも最高傑作として高い評価を受け、私もこれまで長年にわたって取り組んで参りました。
イザイの無伴奏は、そのバッハの無伴奏を意識した作品であり、昨今ヴァイオリニストの主要なレパートリーとして取り上げられる機会の多い曲です。
そして、オネゲルは、演奏機会こそ少ないものの、厳粛な中にも高貴な詩情を湛える貴重な無伴奏作品と考え、本演奏会に取り上げた次第です。
皆さまご多忙のこととは存じますが、是非ともご来場くださり、無伴奏ヴァイオリンの世界をご堪能くだされば幸いです。
▼浦川宜也略歴
鈴木鎮一氏、小野アンナ女史に師事し、1953年に音楽コンクール入賞、近衛秀磨氏に認められデビューを果たす。1959年西ドイツ給費留学生として渡欧。ベルリンでM. シュバルベ氏に、ミュンヘンでW. シュトロス氏に師事。
1964年ミュンヘン国立音楽大学を首席最優秀で卒業。1965年、大指揮者J.カイルベルト氏に認められ、バンベルク交響楽団第一コンサートマスターに就任。
1969年ソリストとして独立。以来西ドイツを中心に、ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。1974年に一時帰国し、ヨーロッパ伝統を継承する、しかも新しいタイプのヴァイオリニストとして高い評価を受ける。
1979年伝説のフリッツ・クライスラーの伴奏者として著名なフランツ・ルップ氏と出会い、ベートーベン、ブラームスの全ソナタのレコーディングで注目を集める。
1982年ワシントン・ライブラリー・オブ・コングレスのシリーズに出演、『クライスラーの再来』と絶賛される。
1986年ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労従事賞を贈られる。ソリストとして活躍するほか、海外での音楽祭、マスタークラス、セミナー国際コンクール審査員、国内でも楽譜の校訂等幅広くこなす。
現在、東京藝術大学名誉教授、東京音楽大学客員教授。
▼フランツ・ルップ氏とレコーディングしたCDです。
by centeringkokyu
| 2009-01-10 08:34
| 日常