2008年 11月 24日
股関節の異常は女性の病気? |
昨日は、昼頃に実家の母から父の調子が良くないようなので来て欲しいと電話がありました。父は今年91才ですから何があっても不思議ではありませんので、急遽実家に向かいました。
実家に着くと、朝から父は非常に寒がって震えが止まらなくなり、食べたものを少し戻したということでしたが、その時は眠っていました。父が眠っている間に母の膝の調整を先にしました。母も86才で、口は達者ですが膝が悪いので、歩くのも苦労しています。これまで20年以上、いろいろな方法を教えてきたのですが、「あんたの言うことは分からん!」と言って意味のない動きばかりを繰り返しているようで、折角調整しても直ぐに元の木阿弥。なぜか一番大事な要点だけは外して動くので、理解に苦しんでいます。
そうこうしている内に、父がベッドから起きてきたのですが、足元もおぼつかない様子で、座布団に躓いてころんでしまいました。顔も少しむくんだ感じで、目の力もなく手足も冷え切っていました。
土曜日の合気観照塾の稽古後に、整骨院に勤めておられるM橋さんが、「このところ足がつったと言って整骨院にくるお婆さんが増えました。」と話しておられたので、この数日の気温の変化が老人には応えるのだろうと予想はしていましたが、正にその通りという感じでした。温熱器で身体全体を温めながら、呼吸法で調整すると「ああ〜気持ちいい・・・極楽ですわ!」と言ってくれました。
両親は、どんどん歩かなくなり、一日中テレビのお守りをして過ごしているようです。しかも胡座をかいて、首を前に出して、じぃ〜っとテレビを見ているので、鎖骨は固まり、骨盤は扁平になり、股関節もずれてしまうようです。歩かないなら、せめて立ったり座ったりの回数を増やしてくれればいいのですが、寒くなるとますます固定した姿勢が続いてしまうのです。そうすると、咳が止まらなくなり、お医者さんは老人性肺炎と病名をつけて薬を出してくださるのです。お陰で肝臓に負担がかかり、腎臓も片方はあまり動いていないようなので、身体もむくんでくるのではないかと思われます。
調整後には、下半身が冷えない肌着や足袋とレッグウォーマーを着用してから、生姜紅茶に蜂蜜を入れて飲んでもらいました。顔色も良くなり目力も出てきましたのでほっとしました。大したことがなくて良かったです。
ところで先日、いつも何かとお世話になっているN野さん(電気温灸器やヒートパックを頂戴しました)が、足首を骨折して入院していたお姉さんを連れて個人レッスンに来てくださいました。実は、入院中に外出許可を取り、N野さんが手引きして?私のところに送り込んでこられたのです。お姉さんは、2ヶ月以上入院しておられたのですが、今月退院されました。
お姉さんの足首は、手術後2ヶ月近く経過しているのに、炎症が取れていないようで、病院では氷で冷やすだけの治療しかしてくれなかったそうです。お話をお聞きしていると、手術した個所以外の不調は、手術とは関係ないという対応のようでした。手術をした為におきている、身体のバランスの変化や足の甲や足の指先と膝や股関節の繋がりは、理学療法士も無視しているとしか思えませんでした。その上、股関節は広げるし、骨盤が扁平になるような治療をしようとするので、困ったと言っておられました。お医者様の常識はどうなっているのでしょかねぇ〜
2ヶ月間病院内の様子を見ていて、余りにも人工股関節の手術が多いことに驚かれ、しかもそのほとんどが女性で、中には去年出産した30代の女性もいたとのことでした。
「どうして、最近は股関節を人工関節にする人が多いのでしょう?昔の日本人の女性には、あの病気はなかったのですか?」とのご質問がありましたので、私は以前偶然に読んだことがある「昔の女性はできていた」のことを、お話しました。生理用品が進歩することで、女性は自分で制御することを忘れたのでは?という内容でした。
以前、中心塾難波教室で、IEさんが京都のおばあちゃんから、このことを聞いたことがあると言っておられたことも付け加えさせていただきました。私には、分からない分野のことですが、想像するに『女性は身体が柔らかいので、筋肉や腱の柔軟性がある。しかし、それを上手に使わないと弛緩してしまい、骨盤や股関節が歪む可能性がある。骨盤底筋を使うことで、大腰筋などの身体内部の筋肉が活性化されるはずでわ?』と考えているのですが・・・
更に、出産後にだっこをしているお母さんたちは猫背になりそうですし、身体の癖も助長されるような感じです。「おんぶ」よりも「だっこ」が楽だと思ってスタイルを崩しているのではないかとも思います。赤ちゃんをおんぶして、股関節で動くと出産後のスタイルの戻りもはやいはずなのです。
長男のお嫁さんにも出産後二度ほど骨盤調整をしたのですが、「約二ヶ月半で昔の洋服が着られるようになった。」と喜んでいました。そして、赤ちゃんの首がすわったら、出来るだけおんぶをした方がいいよとすすめています。
参照1:ゆるっと。しゃきっと。
参照2:医者に過剰な期待をしない
参照3:日本の医者は、ほとんど病気の予防法を知りません!
参照4:骨盤と骨盤底筋
参照5:骨盤底を意識する
参照6:センタリング呼吸法再考
参照7:コアトレーニングとは?
参照8:O脚と骨盤の関係
参照9:顎の位置と股関節運動
参照10:センタリング呼吸法番外編
参照11:姿勢を直したとたんに、気持ちのいい呼吸を取り戻せた
参照12:骨盤を立体的に使う
参照13:元の木阿弥
参照14:センタリング アドバイス
参照15:最年少記録
参照16:よい姿勢
参照17:足先から股関節までのつながりを感じる
参照18:足のむくみを予防
参照19:リラックスするためには鼻で呼吸する
参照20:自己管理の秘訣
今回のテーマとは関係ありませんが、最近心に響いた言葉もご一読を!
実家に着くと、朝から父は非常に寒がって震えが止まらなくなり、食べたものを少し戻したということでしたが、その時は眠っていました。父が眠っている間に母の膝の調整を先にしました。母も86才で、口は達者ですが膝が悪いので、歩くのも苦労しています。これまで20年以上、いろいろな方法を教えてきたのですが、「あんたの言うことは分からん!」と言って意味のない動きばかりを繰り返しているようで、折角調整しても直ぐに元の木阿弥。なぜか一番大事な要点だけは外して動くので、理解に苦しんでいます。
そうこうしている内に、父がベッドから起きてきたのですが、足元もおぼつかない様子で、座布団に躓いてころんでしまいました。顔も少しむくんだ感じで、目の力もなく手足も冷え切っていました。
土曜日の合気観照塾の稽古後に、整骨院に勤めておられるM橋さんが、「このところ足がつったと言って整骨院にくるお婆さんが増えました。」と話しておられたので、この数日の気温の変化が老人には応えるのだろうと予想はしていましたが、正にその通りという感じでした。温熱器で身体全体を温めながら、呼吸法で調整すると「ああ〜気持ちいい・・・極楽ですわ!」と言ってくれました。
両親は、どんどん歩かなくなり、一日中テレビのお守りをして過ごしているようです。しかも胡座をかいて、首を前に出して、じぃ〜っとテレビを見ているので、鎖骨は固まり、骨盤は扁平になり、股関節もずれてしまうようです。歩かないなら、せめて立ったり座ったりの回数を増やしてくれればいいのですが、寒くなるとますます固定した姿勢が続いてしまうのです。そうすると、咳が止まらなくなり、お医者さんは老人性肺炎と病名をつけて薬を出してくださるのです。お陰で肝臓に負担がかかり、腎臓も片方はあまり動いていないようなので、身体もむくんでくるのではないかと思われます。
調整後には、下半身が冷えない肌着や足袋とレッグウォーマーを着用してから、生姜紅茶に蜂蜜を入れて飲んでもらいました。顔色も良くなり目力も出てきましたのでほっとしました。大したことがなくて良かったです。
ところで先日、いつも何かとお世話になっているN野さん(電気温灸器やヒートパックを頂戴しました)が、足首を骨折して入院していたお姉さんを連れて個人レッスンに来てくださいました。実は、入院中に外出許可を取り、N野さんが手引きして?私のところに送り込んでこられたのです。お姉さんは、2ヶ月以上入院しておられたのですが、今月退院されました。
お姉さんの足首は、手術後2ヶ月近く経過しているのに、炎症が取れていないようで、病院では氷で冷やすだけの治療しかしてくれなかったそうです。お話をお聞きしていると、手術した個所以外の不調は、手術とは関係ないという対応のようでした。手術をした為におきている、身体のバランスの変化や足の甲や足の指先と膝や股関節の繋がりは、理学療法士も無視しているとしか思えませんでした。その上、股関節は広げるし、骨盤が扁平になるような治療をしようとするので、困ったと言っておられました。お医者様の常識はどうなっているのでしょかねぇ〜
2ヶ月間病院内の様子を見ていて、余りにも人工股関節の手術が多いことに驚かれ、しかもそのほとんどが女性で、中には去年出産した30代の女性もいたとのことでした。
「どうして、最近は股関節を人工関節にする人が多いのでしょう?昔の日本人の女性には、あの病気はなかったのですか?」とのご質問がありましたので、私は以前偶然に読んだことがある「昔の女性はできていた」のことを、お話しました。生理用品が進歩することで、女性は自分で制御することを忘れたのでは?という内容でした。
以前、中心塾難波教室で、IEさんが京都のおばあちゃんから、このことを聞いたことがあると言っておられたことも付け加えさせていただきました。私には、分からない分野のことですが、想像するに『女性は身体が柔らかいので、筋肉や腱の柔軟性がある。しかし、それを上手に使わないと弛緩してしまい、骨盤や股関節が歪む可能性がある。骨盤底筋を使うことで、大腰筋などの身体内部の筋肉が活性化されるはずでわ?』と考えているのですが・・・
更に、出産後にだっこをしているお母さんたちは猫背になりそうですし、身体の癖も助長されるような感じです。「おんぶ」よりも「だっこ」が楽だと思ってスタイルを崩しているのではないかとも思います。赤ちゃんをおんぶして、股関節で動くと出産後のスタイルの戻りもはやいはずなのです。
長男のお嫁さんにも出産後二度ほど骨盤調整をしたのですが、「約二ヶ月半で昔の洋服が着られるようになった。」と喜んでいました。そして、赤ちゃんの首がすわったら、出来るだけおんぶをした方がいいよとすすめています。
参照1:ゆるっと。しゃきっと。
参照2:医者に過剰な期待をしない
参照3:日本の医者は、ほとんど病気の予防法を知りません!
参照4:骨盤と骨盤底筋
参照5:骨盤底を意識する
参照6:センタリング呼吸法再考
参照7:コアトレーニングとは?
参照8:O脚と骨盤の関係
参照9:顎の位置と股関節運動
参照10:センタリング呼吸法番外編
参照11:姿勢を直したとたんに、気持ちのいい呼吸を取り戻せた
参照12:骨盤を立体的に使う
参照13:元の木阿弥
参照14:センタリング アドバイス
参照15:最年少記録
参照16:よい姿勢
参照17:足先から股関節までのつながりを感じる
参照18:足のむくみを予防
参照19:リラックスするためには鼻で呼吸する
参照20:自己管理の秘訣
今回のテーマとは関係ありませんが、最近心に響いた言葉もご一読を!
by centeringkokyu
| 2008-11-24 00:03
| 日常